〜自動制御系構、FB(PID)制御系の基本構成、ラプラス変換と各要素の伝達関数、ゲインスケジューリング形FF/FB制御、具体的活用事例〜
PID制御とFF制御を制御上のニーズや制御対象特性に適合させた高度な制御性能を実現するための
講座
制御対象特性に適合した最適な制御法を理論とシミュレーション実習で修得し、製品開発に応用しよう !
〜自動制御系構、FB(PID)制御系の基本構成、ラプラス変換と各要素の伝達関数、ゲインスケジューリング形FF/FB制御、具体的活用事例〜
PID制御とFF制御を制御上のニーズや制御対象特性に適合させた高度な制御性能を実現するための
講座
制御対象特性に適合した最適な制御法を理論とシミュレーション実習で修得し、製品開発に応用しよう !
自動制御はFB(Feed Back)制御とFF(Feed Forward)制御で構成されています。その中でFB制御としては、PID(P:Proportional、比例、I: Integral、積分、D:Derivative、微分)制御が圧倒的に多用されています。生まれたままの「理想PID制御」はそのまま適用すると支障が出 るため、実用に耐えるように工夫した各種の実用PID制御、つまり実用偏差PID制御、測定値微分先行形PID制御(PI−D制御)および測定値比 例微分先行形PID制御(I−PD制御)について説明し、更に高度化した「2自由度PID制御」を含めて現存するPID制御の全貌を体系的に説明します。
その上で、連続系からどのようにディジタル化するかを説明し、各種ディジタルPID制御演算式を導き、ディジタル化に伴う問題点、 留意点などを詳しく説明し、制御上のニーズや制御対象の特性に適合するようにディジタルPID制御アルゴリズムを加工、変形して応用でき るレベルに達することを目標と説明します。
完璧に見えるFB制御は目標値と実測値の差、つまり制御偏差eをゼロにするように作動するため 、制御偏差eが発生しないと、制御動作を開始しません。このため、制御系に必ず入ってくる外乱D(Disturbance)の影響を必ず受けるという 「原理的限界」を持っています。この原理的限界をブレークスルーするのが、FF制御です。FF制御とは外乱Dを測定して、外乱が実測値に影 響を与える前に、先回りして外乱Dの影響を抑制する予測先行制御を意味しています。戦法に例えると、FB制御は「専守防衛型」で、FF制御 は「先行情報活用待ち伏せ型」ということになります。
講師は長い制御技術の開発および応用の経験から「FB(PID)制御とFF制御を正しく駆使すれば、他の制御技術は不要といっても過言ではない 」という体験的持論を持っています。
このことは、言い換えると「PID制御とFF制御を制御上のニーズや制御対象特性に適合するように、変 形・加工・組み合わせをすれば、要求を満たす高度な制御性能を実現できる」ということです。
本講座では、この持論を理解し、実感できるように説明を展開し、シミュレーション実習や質疑応答によって、さらに理解を深めるように進めます。
開催日時 |
|
---|---|
開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 | ・PID制御とFF制御は圧倒的に多用されている基盤制御技術であるため、制御に関与する技術者にとっては、身に付けなければならない必須の制御技術と言えます ・FB(ディジタルPID)制御およびFF制御の基礎から先端技術までを知りたい技術者 ・各種の機器、装置またはシステムの制御系のエンジニアリング、研究、開発、設計、試験、調整、現地調整、メンテナンスなどに関係する 技術者で、実践的能力や問題解決力を強化・向上させたい技術者 |
予備知識 | ・ 制御に関する一般的な知識およびラプラス変換に関する基礎知識があれば、望ましい |
修得知識 | ・制御の世界で、最も多用されているPID制御およびFF制御について、その基本基礎から最先端までの流れを知り、さらにディジタルPID制御 、ディジタルFF制御およびそれらの組合せ、応用について、その得失や動きについてシミュレーション実習を交えながら説明します ・FB制御とFF制御の基礎から最先端までおよびディジタル化の全貌を修得できます これらの内容を十分理解すれば「自動制御技術のエキスパート」レベルに到達できます 「自動制御技術全般とその応用」に関する開発力、エンジニリング力、設計力、調整力、メ ンテナンス力、サービス力を高めることができ、制御全体を俯瞰できるようになります ※書籍:シミュレーションで学ぶ自動制御入門(シミュレーションCD/ROM付き)を当日お配りします ※PCは弊社で用意いたします、USBメモリーをご持参下さい |
プログラム |
1.自動制御系構築の実践的考え方 2.FB(PID)制御の体系と基礎 3.FF/FB制御の体系と基礎 4.具体的活用事例 5.エピローグ 6.シミュレーション実習テーマ |
キーワード | PID制御 ラプラス変換 2自由度PID制御 PIDパラメータ FF/FB制御 |
タグ | プラント、系統連系 |
受講料 |
一般 (1名):52,800円(税込)
同時複数申込の場合(1名):47,300円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日