気体・流体軸受の設計と解析法実践講座 〜1人1台PC実習付〜

〜 滑り軸受と実例、動圧・静圧軸受の数値解析の実際、プログラミングの要点〜

・動圧および静圧滑り軸受設計に必要不可欠な計算方法を実習により修得するための講座

・設計において必ず必要な滑り軸受における油や空気の圧力の大きさと分布を数値解析的に求める方法を実習によって修得し、設計に活かそう!

※PCは弊社でご用意いたします。

※ソフトはお持ち帰りできます。

講師の言葉

 円滑な運動を実現するために、軸受は不可欠なものである。軸受にはいろいろな種類があるが、そのひとつである転がり軸受は規格化されおり、そこから目的に合ったものを選定する。
 一方、滑り軸受には規格化されたものはないから、自ら設計して製作するか、他社によるものを利用することになる。したがって、設計のための計算や解析のための計算が必ず必要となる。
 動圧軸受とか静圧軸受とも呼ばれる滑り軸受とは、油や空気といった流体に圧力を持たせ、これによって物体を支持する軸受であり、転がり軸受部分が油や空気の膜に置き換わったものとみなすことができる。したがって、軸受の性能を表す軸受負荷容量や軸受剛性を明らかにするためには、油や空気膜の持つ圧力の大きさと分布を知る必要がある。
 本セミナーでは、この圧力の大きさと分布を数値解析的に求める実践的な方法について、講師が開発したプログラムを利用して学ぶことができる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年01月22日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・液体や気体を作動流体とする動圧および静圧軸受について、その設計計算方法や解析方法を学びたい方 ・機械、モータ、タービン、エンジン、医療機器、HDD、ポンプ、測定器、フライホイール電力貯蔵など関連企業の技術者の方
予備知識 ・軸受全般に関する基礎知識 ・有限要素法やプログラミングの基本を知っていると分かりやすい
修得知識 ・液体や気体を作動流体とする動圧および静圧軸受について、設計のための計算や解析のための計算ができるようになる *当日は、講師の書籍をお配りいたします  
プログラム

1. 滑り軸受と実例
  (1). 転がり軸受けと滑り軸受
  (2). 動圧軸受と静圧軸受の動作原理
  (3). 負荷容量と剛性
  (4). 油静圧軸受の例(すばる望遠鏡)
  (5). 油静圧ねじ
  (6). エアースライドの例 
  (7). 空気静圧スピンドルの例
  (8). 注型によるラジアルおよびアキシャル軸受
  (9). 空気静圧ナット  

2. 滑り軸受理論
  (1). 非圧縮性レイノルズ方程式
  (2). 圧縮性レイノルズ方程式

3. 有限要素法と数値解析の概要
  (1). 有限要素法
  (2). 数値解析に必要なもの

4. フリーのコンパイラ
  (1). インストール
  (2). 使い方

5. 動圧軸受・制圧軸受の数値解析
  (1). 動圧軸受解析プログラムの基本構成
    a. 非圧縮性流体
    b. 圧縮性流体
  (2). 静圧軸受解析プログラムの基本構成
    a. 非圧縮性流体
    b. 圧縮性流体
    c. 絞り

6. 数値解析の演習
  (1). ジャーナル軸受解析用プログラムの使い方
  (2). スラスト軸受解析用プログラムの使い方

7. 数値解析プログラミングの要点

キーワード 滑り軸受 動圧軸受 制圧軸受 軸受負荷容量 軸受剛性 非圧縮性流体 ジャーナル軸受 スラスト軸受
タグ 精密機器・情報機器モータ機械機械要素軸受け
受講料 一般 (1名):53,900円(税込)
同時複数申込の場合(1名):48,400円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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