電解・無電解めっきの基礎と評価および応用〜装置による実習・個別相談付〜

〜めっきの基礎とプロセス、めっき法と膜形成の留意点、作成膜の評価法と組成分析のポイント〜

めっきプロセスと膜評価技術について装置に触れながら体得できる特別講座

めっき法を用いた膜の作成と物性評価技術を修得し、高性能なデバイス開発に活かそう!

講師の言葉

電気化学析出であるめっき法を用いた膜作製、評価例さらに応用について紹介する。
 電解めっきの例としてはCu、Sn-Cu、 Au、Ni、Ni-Fe、Co-Ni-Feめっき、無電解めっきとしては、Niめっき、ジンケ−ト処理について課題となる点を取り上げ、特にめっき膜評価として膜の形態観察、結晶構造評価、機械特性評価について膜作製条件との関係について述べる。
 またナノレベルの粒子制御としてAuナノポーラス構造の生成や評価についても述べる。
 最後に現在早稲田大学で行っているめっき実習について紹介する。実習は電解Ni-Feめっき膜についてパドルめっき装置を用いての膜厚評価、組成分析評価を行う予定である。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年11月25日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・めっきを取り入れたプロセスを行おうと考えている方 ・めっき膜操作のプロセスとメカニズム、評価方法について知識を得たい方
予備知識 ・一般的な化学に関する用語、内容について知識を持っていること ・薬品と取扱いに関する一般知識
修得知識 ・めっき法を用いた膜作成と評価(膜の形態観察、結晶構造評価、機械特性評価)
プログラム

1.めっきの基礎ついて
  (1).電気化学的析出法
  (2).電解と無電解
  (3).電気化学的析出法における特徴点

2.電解めっきについて
  (1).Cuめっき
     a.cCuめっきと添加剤
     b.配線用Cuめっき
  (2).Sn-Cuめっき 
     a.Sn-Cuめっきとウイスカ
     b.Sn-Cuめっき膜の応力評価
     c.Cu拡散評価,460
     d.Sn-Cuめっき膜の結晶構造評価
  (3).Auめっき
     a.Auめっきのナノパターンへの埋め込み検討
     b.ノンシアンAuめっきを用いたバンプ形成における重金属添加効果
  (4).Niめっき(Ni-Feめっき)
     a.Niめっき作製条件
     b.Ni-Feめっき作製条件
  (5).Co-Ni-Feめっき法を用いた磁気ヘッドの作製
     a.Co-Ni-Feめっき作製条件と耐食性)
     b.Co-Ni-Feめっき作製条件と磁気特性
   
3.無電解めっきについて
  (1).ジンケート処理
  (2).素子の電気特性とジンケート処理
  (3).無電解めっき法を用いて作製した構造例

4.研究紹介
  (1).極微細加工(ナノデバイス造形・評価)
  (2).造形支援(精密ナノめっき)

5.早稲田大学におけるめっき実習
  -パドルめっきを用いたパターンNi-Feめっき膜作製-
 
・実際のめっきプロセスについて紹介する
 本講義においては、実際どのようにめっきプロセスが行われていくのかを具体的に説明することにより、めっきを取り入れたプロセスを行おうと考えている方にとって有効である。めっき前処理プロセス、めっき液、めっき装置、評価装置について紹介する。また、デバイスに適用させるために物性についてどのような評価項目が必要であるかについて、実際に評価を行った結果も併せて紹介する。物性評価は膜応力、膜硬度、膜腐食、X線評価、組成分析、膜厚測定、結晶形態の観察などである。さらに、めっきプロセスをより身近なものとし、めっき法を用いて仕事を行っていく上で、自身でそのテーマを達成できるようなアドバイスを行う。

6.まとめと質疑応答

キーワード 電気化学 電解めっき 無電解めっき 添加剤 めっき膜作成 耐食性 バドルめっき 前処理
タグ 化学工学表面改質表面処理・めっき電気化学
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
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