異種材料の接着技術と接着設計耐久性向上  

〜接着の理論、接着部接合設計と接着剤の選定法、大切な表面処理技術、異種材接着のポイント〜

製品機能の複雑化に伴い、要求される結合に対応するための講座

接着のメカニズムを理解、重要な被着材表面処理と正しい接着剤の選び方を修得、ニーズに応えた接着・接合技術による製品つくりに活かそう! 

講師の言葉

接着における近年のキーワードは「異種材料の接着」及び「構造接着」である。この背景は自動車の軽量化を目的に、鋼材の代替として C-FRPやC-FRTPの使用が増えていることにある。
 当然のことながら、「 金属とプラスチックの接着」のような異種材料の接合においては、溶接という最も一般的な接合技術が適用できない。ここに接着(接着接合)の出番がある。
 この講座では高分子材料として各種プラスチックおよびゴム / 金属を被着材にして、接着技術および接着接合部の設計と接着評価について最先端情報を提供する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年10月22日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・接着・接着剤の基礎技術を習得したい方 ・接着剤メーカーの技術者及び営業担当者 ・自動車、鉄道車両、電機・電子部品、船舶などの産業で、構造接着(強靭な接着)に携わっている方、および異種材料の接着や構造接着に関する問題を抱えている方
予備知識 ・特に必要としません、基礎から分かりやすく解説します
修得知識 ・接着のメカニズム ・接着剤の選び方&使い方 ・被着材の表面処理 ・接着接合部の設計 ・異種材料の接着、構造接着に関する基礎知識と近年の最先端技術について習得できる
プログラム

1.高分子材料(プラスチック・ゴム) / 金属の接着技術
ー金属とプラスチックの接着ー
  (1).接合手法の長所・短所
  (2).何故、異種材料の接着(接合)なの?
  (3).異種材料の接着における問題点
  (4).接着の阻害因子
  (5).金属表面の模式図
     ・金属材料の特性
  (6).表面処理の必要性
  (7).表面処理の工法
     a.金属表面の脱脂・研磨
     b.金属の表面処理
  (8).プラスチックの表面処理
     ・プラスチックの表面処理手法(より詳細に)
  (9).表面処理効果の確認(ダイン液による方法)
  (10). 軟鋼板とC-FRPの接着
     a.軟鋼板とPPの接着
     b.PPの表面処理(イトロ処理
     c.PAの接着、接着剤、表面処理

2.金属とゴムの接着
  (1).金属とゴムの接着(概論)
  (2).被着材ゴムの組み合わせと接着方法
  (3).ゴムの簡易鑑別法
  (4).各種ゴムのTg(ガラス転移温度)とSP値(溶解度パラメーター)
  (5).主要エラストマーの特性
  (6).ゴム用配合剤について知る
  (7).ゴムの加硫接着
  (8).ゴムの種類と表面処理、接着剤の関係
  (9).加硫ゴムの表面処理の手法
  (10).ヨウ化メチレン処理による接着効果
  (11).加硫ゴム用接着剤
  (12).金属 / ゴムの接着事例

3.高分子材料 / 金属の接着設計と接着評価
  (1).接着接合部の設計
     a.接着接合部の設計概論
     b.接合部にかかる応力の基本形
     c.基本応力の特性

4.まとめと質疑応答

キーワード 接着メカニズム 表面処理  接着接合部設計 異種材料接着  金属/ゴム接着  高分子材料/金属接着
タグ 異種金属複合素材溶接・接合
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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