破壊力学の基礎と強度評価および寿命評価への応用

〜材料の破壊現象、破壊力学による強度・寿命評価手法、有限要素法による破壊力学パラメータの計算手法〜

・金属、非金属問わず各材料の強度評価、寿命評価に用いられる破壊力学を基礎から学ぶ講座

・破壊力学による強度評価方法、寿命評価方法をマスターし、機械構造物の長期信頼性を保証するための特別セミナー

講師の言葉

 機械構造や電子機器においてその構造健全性や長期耐久性を保証していくためには、材料の破損を予測し、それを未然に防いでいくことが重要となります。多くの場合、材料の破損にはき裂が関与しています。
 破壊力学とは、き裂の有する材料の破壊を取り扱う学問体系であり、現在では、鉄鋼をはじめとした幅広い材料の強度評価、寿命評価に用いられています。
 本講習は破壊力学を用いた部材の強度評価手法、寿命評価手法を学ぶことを目的としていますが、正しい評価を行なうためには、破壊力学で「できる」ことと「できない」ことを正しく知ることが重要です。そこで、破壊力学の基礎ならびに材料の破壊現象についても時間を割いて解説するとともに、破壊力学を用いた強度評価、寿命評価手法ならびに破壊力学パラメータの計算方法について解説を行ないます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年12月21日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・き裂材(疲労き裂など)の破壊が問題となる産業分野において、破壊力学を用いた強度設計に興味のあるエンジニア (各種輸送機器、機械、構造物の設計開発、信頼性、保守保全に関わる方や機械材料の研究開発担当の方)
予備知識 ・き裂材(疲労き裂など)の破壊が問題となる産業分野において、破壊力学を用いた強度設計に興味のあるエンジニア (各種輸送機器、機械、構造物の設計開発、信頼性、保守保全に関わる方や機械材料の研究開発担当の方)
修得知識 ・破壊力学の基礎に対する理解を深めることができます ・破壊力学に基づく強度部材の強度、寿命評価手法を学ぶことができます
プログラム

1.破壊力学の基礎
  (1). はじめに
     a. 破壊力学の歴史
     b. 破壊力学と設計
  (2). 線形破壊力学の基礎
     a. き裂材の応力集中
     b. エネルギー解放率と応力拡大係数
  (3). 弾塑性破壊力学の基礎
     a. CTODとJ積分
  (4). 衝撃破壊ならびにクリープと破壊力学

2.材料と破壊
  (1). 金属の破壊
  (2). 非金属の破壊

3.破壊力学の強度評価、寿命評価への応用
  (1). 金属の破壊力学試験法
      a. 線形破壊力学にもとづく試験法
      b. 非線形破壊力学にもとづく試験法
  (2). 非金属の破壊力学試験法
  (3). 破壊力学の強度評価への応用
      a. 線形破壊力学の応用
      b. 非線形破壊力学の応用
  (4). 破壊力学の寿命評価への応用
      a. 疲労き裂進展への応用
      b. 応力腐食割れへの応用
  (5). 破壊力学パラメータの計算
      a. 応力拡大係数ハンドブックの利用
      b. 有限要素法を用いた計算手法

キーワード 破壊力学 線形破壊力学 き裂 応力集中 エネルギー解放率 応力拡大係数 弾塑性破壊力学 CTOD J積分 衝撃破壊 クリープ 金属 非金属 強度評価 寿命評価 疲労き裂進展 応力腐食割れ SCC 破壊力学パラメータ 有限要素法 FEM
タグ プラント機械機械要素自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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