高飽和磁束密度、超低損失軟磁性材料“NANOMET”技術とパワーエレクトロニクスへの応用

〜 非平衡結晶合金の種類と分類、材料開発とプロセス技術、パワーエレクトロニクスへの応用例 〜

・電力損失の70%以上の削減を実現する画期的磁性材料を応用するための講座

・革新的軟磁性合金NANOMET®の最新技術を先取りし、大幅な省エネ、高効率化を実現しよう!

・NANOMET®を利用することで世界最高水準の高効率モータの開発が可能となります

講師の言葉

 昨今のエネルギー問題から、電気機器の小型化・省エネルギー化が喫緊の課題となる中、ケイ素鋼に匹敵する高飽和磁束密度とケイ素鋼の1/4〜1/2の超低損失特性を兼備するナノ結晶軟磁性合金 “NANOMET®” が開発され、国内外から注目を集めています。
 本講演では、革新的軟磁性合金である“NANOMET®”について、非平衡軟磁性材料の中での位置付けや開発経緯を説明するとともに、他の軟磁性材料との比較を通じて本合金の特異なナノ構造・組織、軟磁気特性について概説します。また、急冷凝固・ナノ結晶化熱処理等のNANOMET®に特有な製造プロセスに関する最新の開発成果を詳説し、現在、国家プロジェクト(文部科学省・復興庁)で応用研究が進展する変圧器・モータ等の最新の事例を挙げて、パワーエレクトロニクスでの実用化上の勘所を明らかにします。さらに、今後の開発方向性やビジネスチャンスについても予測してみます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年01月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・トランス、モータ、あるいは各種電子部品関連企業の製品設計者、材料開発者、工程管理者の方 ・社内製品の小型化や性能向上を検討している方 ・軟磁性材料を用いた次世代の製品に興味をお持ちの方
予備知識 ・一般的な金属材料あるいは軟磁性材料に関する予備知識があれば好ましい。但し、これらの予備知識がなくとも、生産技術や工程管理に携わる方であれば充分理解頂けるよう、実物写真や動画を用いた解説に努める
修得知識 ・軟磁性材料に関する一般的な知識とともに、最先端の軟磁性材料であるNANOMET®の概要とその応用の際のプロセス技術 ・NANOMET®に関する最先端の応用事例と今後の開発方向性やビジネスの進展
プログラム

1.非平衡結晶合金開発の経緯と分類
  (1). 非平衡結晶合金開発の歴史と経緯
  (2). 非平衡結晶合金の種類と分類
     a.成分系からの分類
     b.特性と用途からの分類

2.ナノ結晶軟磁性合金NANOMET®の位置付け
  (1). 商用軟磁性合金
  (2). アモルファス系軟磁性合金
  (3). ナノ結晶軟磁性合金

3.ナノ結晶軟磁性合金NANOMET®:材料開発とプロセス技術
  (1). ナノ構造と組織
  (2). 高磁束密度と超低損失特性
  (3). NANOMET®の製造プロセス
     a.急冷凝固プロセス
     b.ナノ結晶化熱処理
     c.想定製品に合わせた形状加工

4.ナノ結晶軟磁性合金NANOMET®のパワーエレクトロニクスへの応用例
  (1). 変圧器
  (2). モータ
  (3). その他

5.NANOMET®の今後の進展

キーワード ナノ結晶軟磁性合金 高飽和磁束密度 超低損失特性 急冷疑固プロセス 
タグ ナノテクノロジー金属金属材料材料パワーデバイスモータ磁石・磁性材料電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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