コンデンサの基礎と寿命および信頼性向上のポイント

〜フィルム、セラミック、アルミ電解コンデンサにおける特徴と信頼性確保のための留意点〜

・パワーエレクトロニクス分野で幅広く適用されているコンデンサについて基礎からわかりやすく解説する講座

・コンデンサの基礎と信頼性向上策を学び、機器の信頼性・安全性確保を果たすための特別講座!

講師の言葉

 電力をエレクトロニクスで制御するパワエレ技術は、発変電、自動車・鉄道、医療・材料改質などの分野で、各種機器の高機能・高効率化を推進しています。パワーデバイスの小型・大容量化と共に、使われているコンデンサには急峻な大電流が流入してくるようになります。
 使用環境の厳しさもあり、高電圧・大容量化したコンデンサには更なる信頼性・安全性が要求されますが、各々の誘電体特性に長短があり、適用に当たってはその特徴に留意する必要があります。
 ここでは、各種コンデンサの性能・特徴を中心に解説し、環境・エネルギー分野に拡がるパワエレ機器での役割や信頼性確保のための適用上の留意点、今後の動向などを紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年10月01日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・環境、エネルギー、医療、輸送機分野の方で、コンデンサに興味のある技術者 ・パワエレ設備・機器のシステム・回路設計技術者、特に自動車・車輛などの基板設計技術者 ・コンデンサに興味のある材料関係技術者
予備知識 ・パワーエレクトロニクスの初歩的知識があれば、理解が深まります
修得知識 ・各種コンデンサの性能・特徴を理解し、発展しているパワエレ設備・機器での役割、そして動向や求められる性能を知り、その信頼性・安全性を確保するためのコンデンサの種別選択、適用上の留意点などを修得する
プログラム

1.コンデンサの基礎
  (1). 原理とその働き
  (2). 実コンデンサの等価回路と特性
  (3). 誘電体の劣化と寿命
      a. 電気的劣化
      b. 熱的劣化
      c. 絶縁破壊へのスパイラル
      d. 寿命の推定と信頼性
  (4). 誘電体の種類と特徴

2.コンデンサとパワーエレクトロニクス
  (1). パワエレとその働き
  (2). コンデンサの働きを高機能化したパワエレ
  (3). パワエレに使われるコンデンサとその特徴
  (4). コンデンサ適用時の留意点
  (5). パワーデバイスの発展とコンデンサ

3.フィルムコンデンサ
  (1). 種類と構造
  (2). 各種フィルムの特性と性能
  (3). 金属蒸着フィルムコンデンサ
  (4). フィルムコンデンサの小型・大容量化
  (5). 寿命と安全性
  (6). パルスパワーへの応用

4.セラミックコンデンサ
  (1). 種類と特徴
  (2). 構造と製造方法
  (3). 自動車の電装化とコンデンサ
  (4). 信頼性と寿命

5.アルミ電解コンデンサと電気二重層コンデンサ
  (1). 原理と構造
  (2). 特徴と性能
  (3). 寿命と安全性
  (4). エネルギー蓄積用としての応用
  (5). コンデンサとバッテリー

6.環境・エネルギー分野へ拡がるパワエレ機器への応用
  (1). 自然エネルギー発電とスマートグリッドへの応用
  (2). 自動車・輸送機器への応用
  (3). 環境・医療分野への応用

7.今後の動向と課題

キーワード コンデンサ 実コンデンサ 等価回路 誘電体  電気的劣化 熱的劣化 絶縁破壊 パワーエレクトロニクス パワエレ パワーデバイス フィルムコンデンサ パルスパワー セラミックコンデンサ アルミ電解コンデンサ 電気二重層コンデンサ
タグ 信頼性試験・故障解析電気電子機器電子部品電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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