プラスチックにおける摩擦・摩耗とプラスチック歯車・ハイブリッド歯車への応用

〜プラスチック材料の摩擦摩耗挙動の解明、摩擦表面の観察、高分子工学と機械工学の融合による歯車開発〜

プラスチックのトライボロジーを基礎から学び、設計に活かすための講座

機械部品として多く活用されるようになった樹脂部品における摩擦摩耗特性を理解し、課題解決や新技術開発に活かそう!

講師の言葉

 プラスチックは、温度と時間によって違う顔を見せる生き物でもある。プラスチックを構成する高分子は、種類、構造、性質、用途も幅広く、大学等で学んだだけでは消化不良の感がある。
 そこで、受講者の皆様は全員ご経験等が異なるので、プラスチック材料の素材である高分子の特徴とトライボロジーとの関係をできる限りわかりやすくご説明申し上げる。
 各種企業の技術開発支援等を通して得た経験を含め、トライボロジー以外の分野にも応用できる「知識」より「知恵」を活かす考え方もご披露し、課題解決と新技術開発を目指す一助になれば幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年11月05日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・プラスチックや樹脂関連の部品・製品を設計・開発している企業の技術者
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・トライボロジーの基礎 ・プラスチック材料の摩擦摩耗挙動 ・プラスチック歯車、ハイブリッド歯車とトライボロジー
プログラム

1.トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摺動特性
  (1). プラスチックの特性
     a.高分子とプラスチックの違いは?
     b.プラスチック材料の構造と物性
  (2). トライボロジーは複雑だから面白い
     a.トライボロジーの歴史的変遷を振り返る
     b.摩擦と粘着の共通点は何か?
     c.接触面はどのように変形するか?
     d.摩擦はなぜ複雑か?
     e.摩耗とは何か?
  (3). プラスチック材料の摩擦摩耗挙動の解明
     a.プラスチック材料自体の構造物性の知見は必要か?
     b.プラスチック材料の一般的な摩擦摩耗試験法
     c.プラスチック材料の摩擦摩耗特性を決めるものは何か?
     d.高分子トライボマテリアルとは
  (4). プラスチック材料の摩擦表面
     a.光学顕微鏡はどこまで有効か?
     b.走査型電子顕微鏡(SEM)で何が見えるか?
     c.透過型電子顕微鏡(TEM)で何がわかるか?
     d.他に摩擦表面を解析する方法があるのか?
  (5). 摩擦摩耗の履歴は表面に残っている
     a.カーボンレプリカ法によるTEM解析
     b.ポリエチレンとポリプロピレンは親戚か、それとも他人か?
     c.ポリマーアロイのトライボロジー
     d.熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の差異は?
     e.ダイヤモンドライクカーボン(DLC)は高分子?

2.プラスチック歯車とハイブリッド歯車への応用
  (1). プラスチック歯車とトライボロジー
     a.金属歯車とプラスチック歯車
     b.プラスチック歯車の長所と課題
  (2). ハイブリッド歯車とトライボロジー
     a.射出成形による金属円板表面へのプラスチックコーティングの試み
     b.高分子工学と機械工学の融合
     c.ハイブリッド歯車による無潤滑化、耐久性、静音性

3.まとめ(質疑応答)

キーワード トライボロジー プラスチック 高分子トライボマテリアル 摩擦 摩耗 高分子 ポリマーアロイ 熱可塑性樹脂 熱硬化性樹脂 ハイブリッド歯車
タグ ポリマープラスチック高分子トライボロジー歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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