接着の基礎と解体性および易剥離性接着・粘着剤への応用

〜接着原理と接着設計の理論と応用、リサイクル性に優れる解体・易剥離性接着・粘着剤への応用〜

  • 接着の原理から学び、易剥離や解体性に富んだ高機能製品の開発に応用するための講座
  • 接着本質や性能、解体性および易剥離に優れ、要求に対し最適な接着・粘着技術を学び、リサイクルに対応した製品開発へ役立てよう!

講師の言葉

<第一部>

 「強く長持ちすればよい」という、従来の常識から「使用後は容易に破壊」とか「使用後に生分解」するような接着系への発想の転換が迫られています。要求に対し最適な接着を得るためには、「接着の何処が弱点か」、「何に気を付けなければならないか」を知ることが重要です。
 この講座では「接着条件による接着の限界」に主眼をおきます。この講座から、「如何に求める性能を実現するか」というヒントを得て頂ければ幸甚です。 

 <第二部>

 接着・粘着材料は身の回りから構造用材料にいたるまで、目的に応じて様々な用途で用いられている。近年、特にリサイクルの面から、単に固着するだけではなく、必要に応じて解離できるタイプのものが注目を集めている。
 本講義では、接着・粘着材料にしばしば登場する高分子の架橋とその分解が接着・粘着特性に与える影響について整理したのち、これまで知られている分解性材料の例を紹介する。続いて、最近我々が開発した光分解性架橋剤を用いた易剥離接着・粘着剤の接着力変化を紹介し考察する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年12月25日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・接着剤および接着産業に関わる関連部門の方々 ・軽量化・小型製品への接着技術を適用している技術者、開発者 ・接着剤を取り扱う技術者、現場担当者、営業担当者 ・易剥離接着剤を検討している企業の研究開発者 ・家電、電気、電子機器、精密機器、光学機器、医療機器、自動車部品、生活用品などの関連企業の方
予備知識 ・物理と化学の多少の知識、初歩の有機化学、高分子合成の知識があれば、理解が深まります
修得知識 ・接着の本質と接着条件による性能発現に関する知識 ・接着材料における架橋構造の役割 ・解体性接着材の概略
プログラム

(第一部)

1.接着の概要
 
(1).基本的定義  
 (2).接着接合の利点と欠点
 (3).産業における接着接合の利用

2.接着系における物質の力学的特性
 
(1).材料試験における力学的応力の定義
 (2).応力-ひずみ曲線と材料物性パラメータ
 (3).線形破壊力学
 (4).線形粘弾性

3.接着性能の力学的試験
 
(1).破壊様式
 (2).接着系の引張試験
 (3).剪断試験
 (4).接着系の割裂
 (5).はく離試験

4.接着の原理
 
(1).基本的な相互作用
 (2).表面エネルギー
 (3).凝集の仕事と接着
 (4).表面エネルギーおよびそれに関連するパラメーターの測定法
 (5).表面熱力学と表面および界面張力の予測
 (6).最近の表面分析方法
 (7).界面張力の応用:理想的接着強さの予測と接着剤の選定

5.接着剤の高分子としての物理/化学的な性質
 
(1).高分子とは
 (2).熱的転移
 (3).動力学的測定と粘弾性
 (4).温度-時間換算則
 (5).温度-時間換算則の応用

6.被着材の表面処理 
 
(1).プラスチックの表面処理
 (2).金属の表面処理
 (3).表面改質の応用:接着強さの改善例

7.構造用接着剤の化学と物性
 
(1).未硬化の構造用接着剤の形態
 (2).接着剤ベースポリマーの化学
 (3).構造用として最適接着性能を得るための技術(高分子ブレンド) 
 (4).高分子ブレンド系接着剤の応用:タフな接着系を得るために

8.粘着系接着剤の化学と物性
 (1).粘着剤
 (2).ゴム系コンタクト接着材
 (3).粘着剤を奇麗に剥がすためには

9.熱可塑性接着材
 (1).ホットメルト接着材
 (2).ポリ酢酸ビニルをベースとする接着剤
 (3).天然系接着剤
 (4).熱可塑性接着剤の適応範囲

10.接着設計の基礎
 
(1).接着剤の化学成分と力学的性質
 (2).各種接着剤の適用条件
 (3).接着系の設計に関する基準
 (4).ハート・スミス設計基準の応用:強い接着系を得るために

(第二部)

1.解体性接着・粘着材料
 
(1).解体性接着・粘着材料の背景
 (2).解体性接着・粘着材料の現状

2.架橋と解架橋
 
(1).接着材料における架橋構造のはたらき
 (2).粘着材料における架橋構造のはたらき

3.光反応
 
(1).光反応の特長
 (2).光重合・光架橋
 (3).光分解

4.光解体性接着・粘着剤
 
(1).光解体性接着・粘着剤の報告例
 (2).アシルオキシム型光分解性架橋剤
   a.アシルオキシムの特徴
   b.易解体性接着剤への応用
   c.易解体性粘着剤への応用
   d.増感剤を用いた感光域の拡張
   e.光レオロジー測定

5.今後の展望

キーワード 解体性接着・粘着剤 光解体性接着・粘着剤 ゴム エラストマー プラスチック 金属 接着  エマルション系接着剤 接着剤 架橋法 エボナイト法 エポキシ樹脂 未加硫ゴム 加硫ゴム 熱硬化性接着剤 熱可塑性接着剤 ゴム系接着剤
タグ 化学化学物質高分子触媒樹脂・フィルム添加剤接着・溶着
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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