プリント基板の回路実装設計におけるノイズ対策技術

〜ノイズ対策設計の基本と機器ごとに対応した回路実装設計の実際的手法〜

マニュアルやルールに基づくだけでなく、不要電磁放射のメカニズムを理解し、個別に対応した設計法を学ぶ講座

設計の場面で応用できるように、回路実装設計の重要ポイント、見落としやすい所をわかりやすく解説!

講師の言葉

 電子機器のノイズ問題に対して、電磁界解析や実験などで得られた対策手法、ノウハウ、ルールなどが蓄積されてきています。それでも、設計段階で十分な対策ができていないことから、出荷段階で不要電磁放射(EMI)の規格をクリアできず、苦しむこともあります。
 このような事態にならないよう、マニュアルやルールだけに基づいた設計ではなく、不要電磁放射のメカニズムをきちんと理解し、機器個別に対応した設計を行う必要があります。
 本講座では、はじめに基礎編として一般論を整理します。次に、実際編として、応用が効くように回路実装設計における重要なポイント、及び、見落としやすいことなどを重点に、わかりやすく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年09月29日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電子機器(自動車、医療機器、産業機器、情報機器、民生機器など)のLSI・回路設計、基板設計、実装設計に  携わるエンジニアの方
予備知識 ・デバイス、デジタル回路の一般的な基礎知識
修得知識 ・電子機器のノイズ問題の基本的なメカニズムの理解 ・ノイズ対策設計の基本的な考え方と要点 ・機器個別に対応したプリント基板の回路実装設計の実際的手法
プログラム

1.電子機器のノイズ問題には何があるか
  (1). 電子機器から見たノイズ問題
  (2). ノイズの分類と発生原因

2.なぜ、プリント基板の回路実装設計が重要なのか
  (1). ノイズは、発生源で対策するのが基本
  (2). ノイズ対策の階層と考え方の基本

3.前準備:回路実装設計のために必要な電磁気・伝送回路の基礎
  (1). 回路実装設計のために必要な理論
  (2). 回路図を見て思いこまないために
  (3). デジタル回路と電磁界
  (4). 分布定数回路の振舞い
  (5). アンテナモデルと放射

4.基礎編:回路実装設計者にとって必須となる基本ルール
  (1). 電子回路を構成する3要素
  (2). デバイスの選択と実装設計
  (3). 配線への配慮
  (4). グラウンド系の強化

5.実際編:基本ルールだけでは間違ってしまう現象と対策
  (1). 見落としやすい放射体の特性
     a. 接続ケーブルの影響と対策
     b. 基板組込み部の影響と対策
  (2). 対策したつもりが逆効果に そのメカニズムとは
     a. 信号保全(SI)と不要電磁放射(EMI)の関係
     b. グラウンド強化への誤解
     c. ビアが少ない方が不要電磁放射は小さいとは限らない
  (3). 本当に不要電磁放射特性を支配しているのは何か

キーワード 電子機器 ノイズ プリント基板 回路実装設計 発生源 電磁気 伝送回路 回路図 デジタル回路 電磁界 分布定数回路 アンテナモデル 電子回路 実装設計 配線 グラウンド系 接続ケーブル 基板組込み部 信号保全 SI 不要電磁放射 EMI 不要電磁放射 不要電磁放射特性
タグ ノイズ対策・EMC・静電気プリント基板電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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