継手・締結部の疲労破壊メカニズムと強度設計法および防止策・事例〜演習付〜

〜最新の疲労・強度寿命設計法、疲労・強度改善増大法・改善構造の実例、活用のポイント〜

機械・機器・構造物の破損防止と強度向上設計に活かすための講座

破壊損傷の起点となる締結部の各種疲労や破壊メカニズムから最適な強度設計・強度改善構造を修得し、安全で信頼性の高い設計に活かそう!

講師の言葉

 継手は構造物や機械類の部材結合における基本要素ですが、これらは応力集中部であるため破壊損傷の起点となることが多く、逆に品質が過剰となっているケースも数多く見受けられます。
 したがって接合部は製品の寿命設計上重要な部分であるが、これらの強度設計には通常の部材の場合とは異なり、最適構造や強度を理解した方法が必要となる。
 しかし、この問題について の検討は近年急速に深まり、疲労破壊のメカニズムについての知見が増すとともに強度設計基準も構築されつつあります。
 本講座では、まず、各種溶接構造物の破壊例について、その原因や対策法を 分析し、各種の破壊メカニズムを説明します。
 つぎに、溶接継手の疲労を例にその特徴について一般の構造物と比較しながら説明し、強度設計法の習得を目指します。なお、各所には学 んだ手順が体験できるように例題を多数配置していますので、予備知識がなくても無理なく理解できます。
 また、強度設計基準や強度増大法・強度改善構造は、ただちに実務に活用することができます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年09月03日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・産業機械や民生機器の設計・製造・検査を担当する若手およびベテラン技術者の方々 ・火力機器、水力機器、変電機器、原子力機器などの構造合理化に関わる設計・  開発・技術部門の方々
予備知識 ・材料力学の初歩を理解していれば、より理解が深まります
修得知識 ・最適な強度設計法、強度改善構造とそのポイント ・やさしい破壊力学を用いた継手の強度設計法 ・強度設計における溶接継手、溶接構造物の特徴 ・溶接構造物の最新強度設計基準 ・多数の強度増大法、強度改善法
プログラム

1.事故例に学ぶ機械・構造物溶接継手の破壊メカニズム
  (1).破損事故防止の考え方
  (2).脆性破壊
  (3).応力腐食割れ,クリープ破壊
  (4).疲労破壊
  (5).振動
  (6).その他の原因
  (7).技術者倫理

2.疲労強度改善溶接構造の実例

  (1).トラス、ラーメン構造で曲げを防止する方法
  (2).力の流れを滑らかにする構造
  (3).各部の荷重負担を均一にする構造
  (4).形状不連続部の曲率半径Rを大きくする方法
  (5).応力集中部を高応力域に設置しない方法
  (6).板へ面外力が作用する場合の構造
  (7).熱変形を拘束しない構造

3.破壊力学の入門と溶接継手疲労問題への適用例
  (1).破壊力学入門
  (2).応力拡大係数の値
  (3).疲労き裂進展速度と進展下限界値
  (4).溶接継手不溶着ルート部の疲労強度  
  (5).微小欠陥を有する部材の疲労強度

4.最新疲労強度設計法
  (1).構造強度設計の体系
  (2).応力集中部の疲労設計法
  (3).溶接継手の疲労設計
  (4).溶接継手の疲労強度改善法
  (5).種形状の応力解析集と材料強度データ集

5.演習例題と解答

6.まとめと質疑応答

キーワード 破壊メカニズム 機械・構造物 応力集中 破壊力学 疲労強度 材料強度
タグ 英語ディスプレイ金属機械要素強度設計溶接・接合
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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