〜応力・ひずみテンソル、X線回折、ガウス曲線、ひずみゲージによる残留応力測定法〜
・応力とひずみの基礎から学び、残留応力を考慮した設計に活かすための講座
・残留応力を正しく測定し、対策をして、破壊事故を未然防止しよう!
〜応力・ひずみテンソル、X線回折、ガウス曲線、ひずみゲージによる残留応力測定法〜
・応力とひずみの基礎から学び、残留応力を考慮した設計に活かすための講座
・残留応力を正しく測定し、対策をして、破壊事故を未然防止しよう!
機械加工、熱処理、溶接などの機械の製造工程で導入される残留応力は、材料の強度やひずみ(変形)に大きい影響を及ぼします。残留応力は古くから研究されているテーマであるにも拘わらず、その対策は十分にはとられておらず、これに起因する機械・構造物の破壊事故やひずみの問題がいまだに多く発生しているのが現状です。これは、材料に実際に生じている残留応力を精度よく測定することが難しい場合が多いことがその一つの理由であると考えられます。
そこで、まず残留応力による事故の可能性を知るために、残留応力はどのようにして発生するのかを説明します。また残留応力に起因する種々の事故例と残留応力対策および残留応力除去法について講義します。
残留応力を正しく測定するためには、マニュアルに従って測定するだけではなく、測定原理を理解することがどうしても必要です。このためには、応力やひずみが方向によってどのように変化するかを理解することが重要です。これを最も完璧にかつ簡潔に表したものが応力・ひずみテンソルの理論です。この講義ではこの理論をわかりやすく説明します。この理論は材料力学や材料工学に広く応用できます。
多くの残留応力測定法は均一な応力分布の仮定に基づいていますが、実際の機械・構造物に導入されている残留応力は、均一な分布をもつことはほとんどありません。X線回折による残留応力測定法は結晶材料表面の局所の残留応力を非破壊的に測定できます。この講義では、X線回折を用いた残留応力測定法の基礎理論と残留応力の実測例などを説明します。さらに、ガウス曲線法を用いた回折線の広がりによる材料評価法について話します。この他に、残留応力測定に最も広く用いられているひずみゲージを使った穿孔法による残留応力測定法について講義します。
皆さんがこの講義によって、機械・構造物の設計に当たって残留応力を考慮することの重要性をより深く認識していただくようになれば幸いです。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 電気・機械・メカトロ・設備、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 | ・機械の設計・製造に携わる技術者・研究者 ・残留応力に関心のある方 ・材料力学、弾性学、応力・ひずみについて学びたい方 |
予備知識 | ・材料力学の基礎知識があることが望ましい |
修得知識 | ・機械構造物の強度およびひずみ(変形)に及ぼす残留応力の影響 ・残留応力はなぜ、どのようにして発生するのか ・残留応力対策とその除去法 ・材料力学・弾性学の基礎理論:応力・ひずみテンソル ・X線回折による残留応力測定法の基礎理論 ・残留応力を考慮した機械・構造物設計 ・ガウス曲線法による回折線幅の迅速な評価法とその応用 ・X線強度の統計変動と測定値のばらつきの解析法 |
プログラム |
1.残留応力 2.残留応力の測定法に必要な材料力学と弾性学の基礎 3.X線回折による残留応力測定法 4.ガウス曲線法による回折線の広がりの測定法と材料評価 5.ひずみゲージによるひずみ測定 6.ひずみゲージを用いた穿孔法(穴あけ法)による残留応力測定法 7.残留応力対策 |
キーワード | 残留応力 弾性学 ひずみ X線回析 ひずみゲージ 穿孔法 |
タグ | 寿命予測、金属、金属材料、応力解析、機械、強度設計、構造物、最適化・応力解析、材料力学・有限要素法 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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