精密測定の基礎と三次元測定への応用:トレーサビリティと測定不確かさ適用技術

〜精密測定の条件と課題、精密測定における測定不確かさ、三次元測定・ナノメートル測定への応用〜

  • トレーサビリティや測定不確かさの概念を学び、高精度測定に活かすための講座
  • 超高精度測定技術を身につけて、高性能かつ高機能な製品開発に応用しよう!

講師の言葉

 「ものづくり」において、重要なのは目的の機能を満たすような部品の寸法、形状などをきちんと作りこんでいくことです。そのためには、三次元的に複雑で高精度な部品の寸法、形状を測定する技術が必要となり、キーとなるのは「精密測定技術」です。
 本セミナーでは、まず、精密測定の基本的な概念である「トレーサビリティ」について、歴史的な流れを踏まえて説明します。ここでは、精密測定を実施する場合の条件とその条件を満たせない場合の対応について解説します。次に、精密測定とトレーサビリティにおいて不可欠な概念である「測定不確かさ」について、その基礎的な考え方を示し、測定不確かさを三次元測定へ適用する場合の手法について説明します。さらに、ものづくりへの応用の例として、三次元測定、ナノメートル測定および自動車エンジンや各種部品の形状・型等の事例について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年07月29日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・各種製品における、設計技術、生産技術、品質保証などの部門の方 ・自動車(部品)、機械、精密機器関連の製造や開発に携わる方
予備知識 ・特に必要ありません。基礎的な事項から丁寧に説明します
修得知識 ・精密測定技術における基本的な考え方を、基礎から修得できます ・精密測定で重要な概念である「トレーサビリティ」および「測定不確かさ」の基礎を理解することができます
プログラム

1.精密測定の基礎:トレーサビリティと測定の歴史
 
(1).測定のトレーサビリティ
   a.質量のトレーサビリティ,長さのトレーサビリティ
   b.SI単位と計量法、SI単位系の基本単位、現状の単位系の問題点と改訂
   c.メートルの歴史
 (2).精密測定の条件
   a.精密測定の条件と課題
   b.精密測定の条件、アッベの原理、ブロックゲージによるゲージング
   c.測定物の形状の影響、温度環境の影響

2.精密測定における測定不確かさ
 
(1).測定不確かさの推定
   a.測定不確かさの考え方、測定不確かさを含んだ合否
   b.測定不確かさの解析手順
 (2).測定不確かさで考慮すべき事項
   a.バジェットシート、二乗和平方根の効果
   b.誤差伝播,温度の影響
 (3).三次元測定における測定不確かさ
   a.比較測定
   b.バーチャルCMM

3.三次元測定への応用と標準
(1).三次元測定への応用
   a.三次元測定機の基礎
   b.三次元測定機の標準
(2).ナノメートル測定への応用
   a.ナノメートル形状測定
   b.ナノメートル測定の標準

キーワード 精密測定  トレーサビリティ  測定不確かさ  三次元測定  ナノメートル測定
タグ 精密機器・情報機器成形加工精密加工・組み立て位置決め計測器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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