水素や水蒸気に高いバリア性をもつクレースト(粘土)によるバリア技術と製品開発への応用例

〜酸素・水素・水蒸気バリアと耐熱性、不燃性、低線膨張、放熱性、電気絶縁性向上の実現と応用〜

桁はずれに高いバリア性を発揮することで水素時代に幅広い応用が期待される技術を詳解する講座

今までのエンジニアリングプラスチックより5桁も性能が高い画期的なバリア膜技術を先取りし、製品への応用を急げ!

講師の言葉

 エンジニアリングプラスチックの耐熱性及びガスバリア性を向上させるため、層状珪酸塩(粘土)などがフィラーとして用いられてきた。粘土は耐熱性、耐薬品性、安全性、経済性の点で優れた材料であり、たとえ少量であってもフィラーとしての添加効果は有意である。
 我々が研究を進めているガスバリアフィルムはスメクタイト等の粘土を主成分とし、約1ナノメートルの粘土ナノシート多積層によりガスバリアを実現するものである。このたび、本材料を幅広く利用してもらうため、各種コーティング用ペーストをリリースすることにした。
 本講では、これらの材料、利用、将来展望について述べる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月15日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・水素燃料、燃料電池、太陽電池、有機デバイス、パッキン、シール材、ガスケット、シート、フィルター、携帯電話、家電、ディスプレイ、フレキシブルプリント基板、有機EL、不燃材、発電所、建材、冷暖房、給湯、金属保護膜などの材料系研究者、材料の設計開発担当者、材料系エンジニアの方
予備知識 ・大学理工系学部出身者程度の知識
修得知識 ・ナノコンポジット材料に関する基礎 ・ナノコンポジット材料の成形、評価 ・バリア材の最新知識
プログラム

1.コンセプト
  (1).バリアフィルムと要求性能
    a.各種バリアフィルム
    b.バリアフィルムの市場
    c.バリアフィルムの製造方法とバリア性
  (2).粘土を主成分とするガスバリア膜開発コンセプト
    a.粘土とは
    b.高いガスバリア性
    c.粘土結晶の配向性
    d.粘土膜と他のバリア材の比較
    e.ガスバリア性能比較
    f.透明性

2.粘土膜の製造
  (1).粘土の構造
  (2).天然粘土と合成粘土の成膜性比較
  (3).水熱処理による成膜性向上
  (4).添加物
  (5).製膜方法
    a.平坦膜
    b.立体形状への製膜

3.特性
  (1).種々の粘土膜の構造と特性値
  (2).ガスバリア性
    a.酸素ガスバリア性
    b.水素ガスバリア性
    c.水蒸気バリア性

4.応用例
  (1).フレキシブルプリント基板
  (2).色素増感太陽電池
  (3).有機EL
  (4).量子ドットによる蛍光シート
  (5).複合材製水素タンク
  (6).太陽電池バックシート
  (7).産業用耐熱シール材
  (8).透明不燃材
  (9).防曇コーティング
 (10).金属保護膜
 (11).工芸品保護膜

5.産業化スキーム


6.まとめ

キーワード クレースト 粘土 ガスバリア ナノコンポジット フィラー バリアフィルム
タグ ポリマーシール・ガスケット水素高分子材料樹脂・フィルムプリント基板リチウムイオン電池薄膜表面改質表面処理・めっき電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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