軸受・すべり案内における摩擦低減技術とその応用例

〜テクスチャリングによる摩擦特性の改善、カーボン系硬質膜による超低摩擦の実現〜

・すべり摩擦の基礎から摩擦特性の改善技術および超低摩擦の実現技術について解説する講座

・摩擦係数0.01以下の超低摩擦を実現するための最新技術を先取りし、製品開発へ応用しよう!

講師の言葉

 近年、低すべり速度下、高面圧下でのすべり軸受の要望が増えている。特に、摩擦係数が0.01以下の超低摩擦となる超低摩擦すべり軸受が期待されている。
 その可能性のある技術として、テクスチャリングと炭素系硬質膜のよるすべり面の高機能がある。
 本講義では、すべり摩擦に関する基礎から、テクスチャリング及び炭素系硬質膜による摩擦特性の改善技術及び超低摩擦発現のためのメカニズムについて解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年05月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・超低摩擦現象の応用を進めている研究・技術者 ・軸受、すべり案内ほか機械部品関連の技術者
予備知識 ・流体力学(連続体力学)、材料科学、化学の知識があれば望ましいが無くても、例えにより平易に解説する予定
修得知識 ・超低摩擦軸受開発のための設計指針が得られる
プログラム

1.すべり軸受の摩擦メカニズム
  (1).ストライベック線図と潤滑モード
  (2).境界潤滑における摩擦メカニズム
  (3).流体潤滑における摩擦メカニズム
  (4).混合潤滑における摩擦メカニズム

2.流体潤滑領域の拡大による超低摩擦すべり軸受の実現
  (1).テクスチャリングによる摩擦特性の改善
    a.動圧発生メカニズム
     b.潤滑液の保持メカニズム
    c.摩耗粒子の排出メカニズム
  (2).テクスチャリングよる超低摩擦軸受の実現
     a.流体スラスト軸受、気体スラスト軸受

3.境界潤滑における超低摩擦の実現
  (1).カーボン系硬質膜による超低摩擦現象
     a.ダイアモンド、DLC、CNx等
  (2).カーボン系硬質膜の超低摩擦発現メカニズム
    a.低せん断構造変化層及び移着膜による固体潤滑メカニズム
     b.吸着水素、吸着水酸基による潤滑メカニズム

4. 超低摩擦すべり軸受への応用
 ・スラスト軸受、エンジン軸受

キーワード すべり軸受 すべり案内 テクスチャリング 摩擦特性 カーボン系硬質膜
タグ 精密機器・情報機器トライボロジー表面改質表面処理・めっき工作機軸受け
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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