蓄熱技術の基礎と蓄熱システム導入による省エネルギー・低コスト化技術

〜蓄熱材の種類と蓄熱システム、機能性流体と熱エネルギー輸送システム、応用と運用のポイント〜

・蓄熱システムの設計・構築・運用のポイントを修得できる講座

・熱エネルギーを上手に使いこなすための蓄熱技術の最新技術を修得し、応用システムの開発・導入を急げ!

講師の言葉

我が国のエネルギー政策は、原発事故以来新たな方向性を打ち出す必要に迫られており、これまでの一次エネルギーの多くを電力エネルギーへの転換から、熱エネルギーを効果的に利用するコージェネレーション(熱電併給)システムの普及など熱の有効利用に向けて政策転換が図られています。
 本講義は、熱エネルギーを上手に使いこなす技術の一つである蓄熱技術を対象としており、蓄熱材の種類やその特徴について利用例を含めながら詳細に解説すると同時に、蓄熱機能を有する機能性熱流体の種類とその特徴に関しても詳述します。さらに、蓄熱システムの構築法やその具体例を示しながら蓄熱技術の理解を深めます。最終的には、環境調和型熱エネルギー技術である蓄熱技術の省エネルギー性や経済性についても言及し、実際の蓄熱システム設計や運用などへ活用を意図した講義内容です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月25日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・熱利用機器や熱エネルギーシステム関連の技術者、研究開発者、設計者、施工者、 工務担当者、熱機器販売者、蓄熱技術の商品化等を検討されている方 ・熱の有効利用を考えている方 ・環境調和型蓄熱技術に関心のある方 ・熱媒体の開発に興味のある方など
予備知識 ・上記対象者であれば、専門知識は必要ありません
修得知識 ・蓄熱システムの設計や運用に関する応用知識が得られます ・蓄熱機能を有する機能性熱流体の種類とその特徴に関する基礎知識が得られます ・機能性熱流体を活用した熱輸送システムの設計や運用に関する応用知識が得られます ・蓄熱技術やシステムに関する省エネルギー性や経済性に関する知識が得られます
プログラム

1.蓄熱技術の基礎
  (1)蓄熱技術の省エネルギー性と環境調和性
  (2). エネルギー貯蔵技術における蓄熱技術の位置づけ
  (3).蓄熱材料として必要な特性

2.蓄熱材の種類と蓄熱システム
  (1).顕熱型蓄熱材(固体、液体、気体)
     a.顕熱蓄熱材の特徴と蓄熱原理   
     b.顕熱蓄熱システムの応用例
  (2).潜熱型蓄熱材(相変化)
     a.潜熱蓄熱材の特徴と蓄熱原理
     b.潜熱蓄熱システムの応用例
  (3).濃度差型蓄熱材(吸収材系、吸着材系)
     a.濃度差蓄熱材の特徴と蓄熱原理
     b .濃度差蓄熱システムの応用例
  (4).化学型蓄熱材(化学反応系)
     a.化学蓄熱材の特徴と蓄熱原理
     b.化学蓄熱システムの応用例

3.機能性熱流体と熱エネルギー輸送システム
  (1).二次熱媒体としての機能性熱流体とは
  (2).機能性熱流体の分類と種類
     a.赤血球の血管内流れ挙動
     b.流動抵抗軽減剤とは
     c.氷スラリーの特徴とその輸送と熱交換特性
     d.潜熱マイクロカプセルと潜熱マイクロエマルジョンの特徴とその輸送と熱交換特性
  (3).オフラインによる熱エネルギー輸送
     a.オフライン熱輸送技術と用途
     b.潜熱蓄熱材を利用したオフライン熱輸送
     c.顕熱蓄熱材を利用したオフライン熱輸送

4.蓄熱システムの応用と運用のポイント
  (1).蓄熱システムの設計と展開
  (2).蓄熱システムのコストと経済性
  (3).蓄熱技術開発の計画フロー

5.最近の蓄熱システムとその方向性
  (1).顕熱・潜熱分離空調における蓄熱技術
  (2).先駆的蓄熱技術の動向

キーワード 蓄熱技術 蓄熱材 蓄熱原理 機能性熱流体 熱エネルギー輸送 氷スラリー 潜熱マイクロカプセル 蓄熱システム 熱交換特性 
タグ エネルギーマネジメントシステムリサイクル環境熱設計配管
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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