キャビテーション・エロージョンの発生機構と防止策

〜摩耗損傷の種類、キャビテーションの基礎、損傷事例と防止対応策〜 

機器の騒音、振動、部材の表面損傷を招く“キャビテーション・エロージョン”を防止するための講座

・事例を基にキャビテーション・エロージョンの防止策をマスターし、水力・流体機器の健全性・安全性を保とう!

講師の言葉

 講師が所属している部署で過去に統計を取ると、機械装置部材の損傷の中で最も少ないのが摩耗現象であり、この傾向は殆ど変化していないと思われる。しかし、水力機械や流体機械において、キャビテーション・エロージョン現象は切り離すことができない現象である。
 キャビテーション・エロージョンの発生は騒音、振動並びに部材の表面損傷を招く可能性がある。逆に、他の装置で発生した振動の伝達に伴って、機械装置にキャビテーション・エロージョンを生じることもあり、場合によってはプラント内等での各装置の配置や防振対策に配慮する必要がある。
 そこで、この講習会では主にキャビテーション・エロージョンの概要、発生機構とその損傷事例や防止対応策について、出来る限り難しい公式等を使わずに分かりやすく紹介したいと考えている。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年04月20日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・主に水力機械、流体機械の若手設計者、関連技術者 (水力機械、流体機械を扱う設計開発、品質保証、機器の保守保全、機器の材料開発などにかかわる技術者)
予備知識 必須ではないものの、基本的な予備知識を有していればなお良い(その例は下記参照) ・静圧:静止している流体の圧力である。流れが有る場合は低下する。 ・飽和蒸気圧:とある温度での気体における液体や固体と平衡になる圧力の最大値である
修得知識 ・キャビテーション・エロージョンに関する基礎知識全般
プログラム

1. はじめに

2. 代表的な摩耗損傷の種類と概要
 (1). アブレシブ摩耗
 (2). フレッティング摩耗
 (3). ピッチング摩耗
 (4). 凝着摩耗
 (5). キャビテーション・エロージョン

3. キャビテーションの概要
 (1). キャビティの発生原理
 (2). キャビテーションの発生機構並びにキャビティを発生し得る装置,部材
     a. 流れ(流速)によるキャビテーション
     b. 振動によるキャビテーション
     c. 運動によるキャビテーション
 (3). キャビテーションの特徴
     a. 形態
     b. 成長と過程

4. キャビテーション・エロージョン損傷(壊食)の機構並びに微視的様相
 (1). 損傷(壊食)の機構
 (2). キャビティの崩壊圧並びに発生頻度から見た疲労特性との関連
 (3). 微視的様相例

5. キャビテーション・エロージョン損傷(壊食)事例と防止対応策
 (1). キャビテーション・エロージョン損傷(壊食)事例
     a. シリンダライナー
     b. スクリュウポンプ
 (2). 防止対応策

6. おわりに

キーワード キャビテーション エロージョン キャビテーション・エロージョン アブレシブ摩耗 フレッティング摩耗 ピッチング摩耗 凝着摩耗
タグ トライボロジーバルプ・ポンプ機械
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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