熱間鍛造の基礎と加工技術および品質向上策

〜塑性加工の基礎、工程設計、金型、欠陥の要因と品質の向上策〜 

長年にわたり熱間鍛造の現場に携わってきたスペシャリスト講師が解説する講座

・熱間鍛造の工程設計、品質改善、金型強化法を講師の実体験・事例に基づき解説!

・鍛造品の高品質とコストダウンを両立するための手法が学べる特別講座!

講師の言葉

 軽くて強く・難形状を精度高く・フレキシブルな生産を特徴とする鍛造品は、輸送機・産業機械産業を中心に広く使われている。しかしながら、部品調達のグローバル化により、安価な鍛造品に対応するため、コストダウンをより求めならなければならない。
 コストダウン達成には従来の如く生産性、高精度、歩留まり向上だけでなく、川下への展開、金型の高寿命化、省エネルギー等のトータルな技術改善や日本特有の高品質の維持が必要である。
 本セミナーは、鍛造に係る若き人材(現場で作業されている方も)、企業トップを対象に、鍛造の基礎、技術動向、そして、課題等について学び、実務に生かして頂くものです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年04月13日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・塑性加工経験の浅い係長やスタッフ(現場作業の方も)そして、鍛造に興味のある企業のトップ (自動車をはじめとした輸送機器、産業機械、電気機器および部品などの設計、開発、生産技術、製造技術、製造、品質保証および品質管理に関わる方や、金型設計、金属材料の研究開発に関わる方)
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・鍛造の基礎、技術動向の理解と課題の把握 ・鍛造品の欠陥と品質向上策
プログラム

1.熱間鍛造の基礎
  (1). 始めに
  (2). 鍛造加工の基礎
     a. 塑性変形
     b. 引っ張り強さとひずみ曲線
     c. 鋼の高温引っ張り強さ
     d. 変形抵抗に及ぼす加工速度の影響
     e. 変形抵抗に及ぼす鍛造機の影響
     f. 温熱間鍛造温度と変形抵抗値
     g. 温熱間鍛造域での拘束係数
     h. プレス鍛造における鍛造成形荷重
     i. 鍛造加工の分類
  (3). 熱間鍛造加工
     a. おもな鍛造加工法と鍛造機
     b. ハンマ鍛造
     c. プレス鍛造
     d. ハンマ鍛造とプレス鍛造の違い
     e. 冷間鍛造・温間鍛造と熱間鍛造の差異
  (4). 鍛造加工技術の現状と技術動向
      a. 鍛造作業の平準化と無人化
      b. 複合鍛造
      c. 閉塞鍛造
      d. 鍛造加工熱処理
      e. 金型冷却・潤滑
      f. 設備・装置
  (5).鍛造ロードマップ
     a. 日本のロードマップ
     b. アメリカのロードマップ

2.熱間鍛造の工程設計
  (1).熱間鍛造工程設計
     a. 工程設計の考え方
     b. 工程設計レイアウト
     c. 鍛造荷重・エネルギーに及ぼす因子
     d. 鍛造プロセスの検討
     e. 鍛造荷重の決定(成形応力)
     f. 鍛造プロセスから金型設計

3.熱間鍛造品の品質改善
  (1).鍛造三悪
     a. 異材混入
     b. 過熱(オーバーヒート)
     c. 工程飛び
  (2).鍛造不具合
     a. 不具合起因
     b. 主たる材料欠陥
  (3).不具合事例と対策
     a. 軸押出し時のヒケきず

4.熱間鍛造金型の強化法
  (1).熱間鍛造金型の必要条件
  (2).熱間鍛造金型損傷
     a. 損傷メカニズム
     b. 損傷事例−1 
     c. 金型損傷に対する要求特性
  (3).ハンマ鍛造用金型
     a. ハンマ鍛造用金型基本特性と標準成分
     b. ハンマ鍛造用金型の靭性と質量効果 
  (4).プレス鍛造用金型
     a. プレス鍛造用金型基本特性と標準成分
     b. プレス鍛造用金型の熱処理の考え方
     c. プレス鍛造金型の一般的な焼き戻し硬さ
     d. SKD61の焼入れ保持時間と衝撃値・結晶粒度の関係
     e. SKD61の焼入れ・焼戻し方案
     f. SKD61のガス・油冷式熱処理炉の模式図
  (5).鍛造用金型の強化法
     a. 金型と材料の接触による金型温度(後方押出し加工)
     b. 使用後の金型硬さ
     c. 使用後の金型硬さより使用中の金型温度の推定   
     d. 表面改質法(主な表面処理)
     e. 応力分散

キーワード 熱間鍛造 塑性加工 ハンマ作業 プレス作業 複合鍛造 熱処理 鍛造加工 金型潤滑装置 金型潤滑装置 荷重計算 鍛造品欠陥 工程設計 
タグ 金型金属加工金属材料
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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