機械における摩擦・摩耗のメカニズムとトラブル解決策 

〜摩耗種類とメカニズム、評価試験、流体潤滑状態、耐摩耗性材料〜 

凝着、アブレージョン、フレッティングなど多数のモードがある摩耗に対応し、機器の健全性を維持するための講座

・摩擦や摩耗を適切に制御し、機械の耐摩耗、摩耗性の向上やトラブル解消に活かそう!

講師の言葉

適切に設計された部材に寿命は腐食か摩耗で決まる。また、摩擦によって浪費されるエネルギーは産業界全体の5%に達するとも言われる。摩擦と摩耗を適切に制御することが生産性の向上にとって重要である所以である。多くのトラブルが摩擦や摩耗に関係している。
 しかし、一般に摩耗とされる現象には多くのモードが存在し、ある摩耗に対応した方法が別のモードの摩耗には全く正反対の影響を与えるということも少なくない。
 本講では、摩擦や摩耗のトラブルに対応できる基礎的な知識と技術を身につけていただくことを目的に、基礎から応用までをわかりやすく解説し、最新の技術について紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年04月01日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械製造メーカの技術者、設計者、あるいは摩擦や摩耗関連の問題を抱えているユーザ。すなわち、摩擦や 摩耗に関心のある技術者全般 (輸送機器、各種機械、構造物、電子機器などにおいて摩擦摩耗対策に関わる設計開発、生産技術、品質管理、品質保証、製造、保守保全部門の方)
予備知識 ・特に必要ありませんが、摩擦摩耗についての関心があれば理解が深まります
修得知識 ・摩耗トラブルへの適切な対処法。耐摩耗性のための最新技術情報
プログラム

1.摩擦力の起源
  (1). 摩擦力は接触面積に関係ない?!
    a. 摩擦力が解き明かされたのは20世紀になってから
    b. 静摩擦力と摩擦係数 レオナルドダビンチの観察
    c. 真実接触面積とみかけの接触面積
  (2). 凝着と破壊
    a. 真実接触点での凝着
    b. 凝着部の変形と破壊

2.摩耗種類とメカニズム ―それぞれが全く別の現象です―
  (1). 凝着摩耗
  (2). アブレージョン摩耗
  (3). 転がり摩耗
  (4). エロージョン
  (5). フレッティング

3.耐摩耗性の評価法
  (1). 摩耗試験に規格無し ― 耐摩耗性材料の数だけ試験法がある?
  (2). 材料の摩耗に影響する因子

4.潤滑 ― 凝着摩耗の解決法
  (1). 流体潤滑状態の達成
  (2). 固体潤滑と境界潤滑状態

5. 耐摩耗性材料
  (1). 耐摩耗性材料の考え方
  (2). 熱処理による耐摩耗
  (3). 表面改質 ― 摩擦や摩耗は表面の問題

6.まとめ

キーワード 摩擦 摩耗 凝着摩耗 アブレージョン摩耗 転がり摩耗 エロージョン フレッティング 流体潤滑 固体潤滑 境界潤滑 耐摩耗性材料 熱処理 表面改質
タグ 高分子トライボロジー金属材料機械設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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