〜水素の侵入・拡散・トラップ、燃料電池の高圧水素貯蔵技術、質疑による脆性破壊対策〜
- 遅れ破壊や燃料電池の水素貯蔵において問題となる水素脆化のメカニズムを学ぶ講座!
- 水素脆化の原理や熱処理・材料選定等による対策などを学び、個別の水素脆化問題への解決、技術開発・改善に活かそう!
- 水素脆化に40年近く研究を行ってきた講師によるセミナー!
〜水素の侵入・拡散・トラップ、燃料電池の高圧水素貯蔵技術、質疑による脆性破壊対策〜
水素が金属材料と接触して材料内に侵入し、金属の物性、特に機械的性質に影響を与える水素脆化は工業的に安全に係わる重要課題である。特に、材料に荷重が負荷された状態で長時間後に突然破断する遅れ破壊は長大橋や構造物の安全上の問題である。また、水素は新エネルギーとして燃料電池自動車の実用化の時代に入り、燃料の高圧水素貯蔵の安全が問題になっており、ここでも水素脆化が重要課題である。水素脆化は古くて新しい工業的課題である。
本講座では、金属と水素の関係から脆化機構まで紹介するとともに、金属材料の水素脆化の特性を解説する。また、燃料電池自動車の高圧水素貯蔵技術の実用化までの国内・海外の開発を概観する。
特に水素関連技術の水素脆化の事例と対策を理解する事により、これからの水素脆化に係わる技術の更なる改善・新開発、あるいは新規参入に向けてお役に立つことを願っております。
なお、水素脆化は難解な現象なので、初級レベルの内容を平易に解説することを心がけたい。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 加工・接着接合・材料 |
受講対象者 | ・燃料電池自動車・水素スタンド関係者 ・土木構造物・海洋構造物・機械構造物関係者 ・化学工業・石油精製設備関係者 ・水素脆化関連安全管理、高圧ガス関係者 |
予備知識 | ・機械工学(破壊力学含む) ・材料工学 |
修得知識 | ・金属材料学の水素脆化の初級レベルの学識 ・土木構造物・海洋構造物・機械構造物の水素脆化の技術的ポイント ・化学工業設備の水素脆化の技術的ポイント ・燃料電池自動車、水素スタンドの高圧水素貯蔵の水素脆化の技術的ポイント |
プログラム |
1. 水素利用産業及び水素エネルギーにおける水素脆化
2. なぜ水素が金属に侵入するのか
(1). 水素の溶解と侵入サイト
3. 水素の拡散
(1). 金属中の水素の拡散
4. 水素の吸着と吸収
(1). 水素の吸着と吸収
5. 水素脆化
(1). 水素脆化試験法
6. 燃料電池自動車の高圧水素貯蔵
(1). 車載容器と水素スタンド
7. 安全な利用に向けて
(1). 水素脆化の事例と対策
※事前に質問・相談をお送りいただいても結構です
古くから遅れ破壊として問題になっており、新しくは燃料電池自動車の高圧水素貯蔵において、その安全上の最重要課題である水素脆化について、金属と水素の関係より説き起こし、水素の金属への侵入、拡散、トラップから脆化に至る各ステップを説明し、脆化機構を古典説から最近の説まで紹介すると共に、水素脆化に特化した評価試験方法と水素脆化の特性を解説する。また、最近の燃料電池自動車の高圧水素貯蔵についても簡単に紹介する。更に、水素脆化の事例とその対策についても言及すると共に、講習会出席者の関心のある水素脆化の問題について討論し、安全な技術開発に資する。
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キーワード | 水素脆化 水素脆性 水素の侵入 トラップ 高圧水素貯蔵 車載容器 金属−水素状態図 |
タグ | 金属材料、破面解析、腐食・防食 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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