高速化に対応したカム機構の実践的設計法とトラブル対策

〜 カム機構の構成要件と運動速度・設計法、タイミング縮図、トラブル要因とその対策 〜

  • 高速カム機構の基礎と実践的設計法を身につけ、信頼性の高い機械設計に応用するための講座
  • 高速カム機構の構成やタイミング縮図、カム曲線などの基本を修得し、トラブル防止や性能・信頼性向上へ活かそう!

講師の言葉

カム機構は、長い歴史を持つ伝統的な機構の1つで、これまでに、印刷機械や食品・薬品などを製造する機械などに多用されてきた。今日では、コンピュータおよびNC機械を利用した設計・製作の技術の進展により、さらに高性能な優れたカム機構を造り出せることで、最近では、微小な半導体や電子部品などを高速かつ多量に製造する機械に用いられ、今なお産業界において、重要な機構として位置付けられている。その理由は、カム機構の設計・製作を適切に行えば、長期間にわたって信頼性の高い性能を発揮できるからである。
 本講座では、もっとも普及性の高い、リンクを含む回転する平面および円筒のカム機構に絞り、いくつかの基本かつ重要な留意点を示し、実践的な設計能力を身につける。さらに、カム機構における、トラブルの発生、その要因と防止のための対策の知識を得ることを目標とする。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年04月07日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・電子部品、微小部品を製造するための産業機械の自動化機構の設計者 ・印刷・食品・薬品などを製造する機械の設計者 ・包装・パッケージングなどの機械の設計者
予備知識 ・機構学、力学の知識があれば理解しやすい
修得知識 ・もっとも普及性の高い、リンクを含む回転する平面および円筒のカム機構に絞り、 いくつかの基本かつ重要な留意点を示し、実践的な機構の設計能力を身につけることができる ・カム機構における、トラブルの発生、その要因と防止のための対策の知識を得ることができる
プログラム

1.カム機構とは
 
(1).構成要件
 (2).運動速度の領域
 (3).カム機構の例
 (4).形式とその体系的な分類方法

2.タイミング線図とは
 
(1).タイミング線図を作成する目的
 (2).カム曲線とは
 (3).運動における実次元単位と無次元単位の関係
 (4).代表的なカム曲線とその式
 (5).カム曲線の特性値
 (6).カム曲線を選定する際のポイント

3.カム機構の設計
 
(1).設計の手順
 (2).圧力角 と切り下げ
 (3).カム軸トルクの算出
 (4).基本チェック項目
 (5).材質と熱処理
 (6).潤滑の方法

4. 高速度なカム機構のトラブル・その要因と対策
 (1).カム機構内でトラブルが発生しやすい個所
 (2).トラブルの要因
 (3).トラブル防止の対策

キーワード カム 機構  タイミング縮図  カム曲線  リンク機構  運動速度
タグ カムねじモータロボット機械構造物
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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