洗浄および超音波洗浄の基礎と問題解決策・事例 〜デモ付〜

〜 超音波の状態を判断する方法、出力や音圧を高くしても洗浄効果が改善しない理由、低い音圧レベルでも大きな洗浄結果を出している具体的な方法 〜

洗浄効率や洗浄効果を飛躍的に改善する具体的ノウハウを修得する講座

一段と高くなっている洗浄レベルに対応し、安定した洗浄を実現するための問題解決策・改善のポイントが修得できる特別セミナー!

講師の言葉

 洗浄に関する現象は大変複雑です。
 現在の洗浄状況に関して、次のような、強い要望を確認しています。「具体的な実務レベルの超音波洗浄方法」を知りたい。特に、
  1)絶対に行ってはいけない事項や
  2)超音波が減衰してしまう事項について知りたい
 といった要望を多数いただきました。
 現在、超音波は幅広く利用されていますが、多数の問題があります。
 最大の問題は、適切な測定方法がないために、超音波利用の状態が、明確になっていないことです。偶然(対象物、装置、冶具、環境など)に、左右されているのが実状です。
 この問題を、解決するために、超音波の音圧測定解析システムを開発し、様々な装置の設計・開発・コンサルティング対応を行って来ました。
 これまでのコンサルティング経験から「超音波の出力や音圧レベルを高くする改善が、洗浄効果につながる」という考え方が広く普及しています。
 このセミナーでは、精密洗浄において、出力や音圧を高くしても洗浄効果が改善しない理由や、治工具や洗浄液の流れを利用して低い音圧レベルでも大きな洗浄結果を出している具体的な方法を説明します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年03月05日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者  ・特に制限は、ありません。洗浄に対する関心が高い方であればどなたでも結構です。  ・製造部門の方     現状の洗浄を見直すことができます     問題点を検出して、改善点を見つけることができるようになります  ・研究部門     キャビテーションと加速度の効果を認識した超音波利用が可能になります  ・機械部品・電子部品・光学部品・金型・化学・材料・医療機器・樹脂・アルミ・セラミック・線材・触媒・コーティング・塗料・表面処理・容器その他関連企業の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識  ・洗浄の基礎(基本的な考え方)  ・超音波利用の基礎  ・超音波装置を使用する場合の    a.超音波洗浄効果の確認・検討方法    b.超音波洗浄システムの改善・開発方法    c.マイクロバブル・ナノバブルの利用方法    d.超音波装置の応用方法
プログラム

<洗浄の基礎>

1.洗浄の基礎知識
  (1).洗浄の目的と原理
  (2).洗浄のエネルギー
  (3).洗浄の方法   
  (4).洗浄プロセス
  (5).洗浄液(洗剤、溶剤、他)
  (6).洗浄効果の確認方法
  (7).リンス、乾燥工程の基礎知識

2.洗浄の問題点と解決方法
  (1).問題とは何か?(再付着、バラツキ、しみなど)
  (2).原因は何か?(変化する要因をとらえ、評価する)
  (3).対策・解決方法(洗浄プロセス、汚れの流れ)

3.洗浄で使われる超音波の基礎
  (1).超音波とは何か?
  (2).超音波伝搬現象(液体、気体、弾性体)
  (3).キャビテーションと音響流

4.超音波<測定・解析>システムによるデモンストレーション
     (音圧データの測定画面を表示しながら説明します)
  (1).洗浄物(金属・ガラス・樹脂)の表面を伝搬する振動現象
  (2).超音波伝搬状態を音圧グラフで観察

<超音波洗浄技術の問題解決策・事例>

5.トラブルシューティング
  (1).大型部品(軸・フレーム、ほか)の洗浄
  (2).樹脂部品(プラスチックレンズ、ほか)の洗浄
  (3).洗浄バレルを使用した洗浄
  (4).大量の部品洗浄
  (5).洗剤・溶剤を利用した洗浄
  (6).複雑な形状の部品洗浄
  (7).その他(線材、素材、粉末、アルミ、セラミック、ほか)
     (スキルとして公開できる範囲で紹介します)

6.洗浄ノウハウ
  (1).超音波専用水槽
  (2).間接水槽・治工具の設計開発方法
  (3).複数(2種類、3種類)の異なる超音波振動子による制御
  (4).大型水槽を使用した洗浄装置
  (5).超音波を利用した洗剤の製造方法
  (6).超音波とマイクロバブルによる表面改質方法
  (7).流水式超音波洗浄(超音波シャワー)
  (8).ナノレベルの乳化・分散・粉砕
  (9).音圧測定解析(表面検査)

7.洗浄工程の管理方法(知っておきたい洗浄の知識)
  (1).要因が変動する場合の管理方法
  (2).対象物の変化(形状、材質、数量、ほか)に対する管理方法
  (3).洗浄液の管理方法
  (4).新規工程立ち上げ時の注意事項
  (5).高周波利用に関する法規制について 
  (6).管理データの検討方法について

キーワード 洗浄 超音波洗浄 キャビテーション リンス 溶剤 洗剤 乾燥 洗浄槽 音響流  振動子 音圧測定 マイクロバブル 高周波
タグ 精密機器・情報機器洗浄
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日