粒子積層新コーティング(機能性皮膜創成)技術とその応用例

〜 溶射法、コールドスプレー法、エアロゾルデポジション法の基礎と応用例 〜

耐食性、耐摩耗性、耐熱性、耐熱衝撃性を実現するための膜創成技術を修得する講座

表面の高機能化を実現する各種機能性皮膜創成技術を修得し、付加価値の高い製品開発に応用しよう!

講師の言葉

 持続可能な、サステイナブルな人類社会の構築に向けて、材料工学の果たす役割は大きい。材料工学におけるサステイナブルの要求項目は、材料における高品位化、高特性化と、リサイクル性の両者を兼備する材料、構造体の創成にある。これを可能にする最新技術の一つがナノテクノロジーである。
 ナノテクノロジーでは、材料の構成単位をナノレベルにまで小さくすることで、新たな機能、特性発現の可能性を与える。この場合、構成単位を小さくするだけで、物質そのものの変化を伴わないことから、リサイクル性を可とする。人類の未来にとって重要な技術の一つである。 サステイナブルな人類社会構築における、もう一つの重要技術が表面テクノロジーである。この場合は構造部材の部位における革新であり、表面機能、特性を高品位化すればするほど、その機能を表面に局所化することができ、また表面ゆえに容易にリサイクルが可能である。
 本講では、この表面テクノロジーの中でも特に数十ミクロンの粒子の積層を基本原理とし、数十ミクロン以上の厚膜創成をカバーする技術として、溶射法、コールドスプレー法、エアロゾルデポジション法の基本、事例、将来展望を解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年03月03日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・設計、技術開発、材料技術、材料設計、生産技術、生産技術開発などの部署における若手技術者、研究者 ・金属、構造物、自動車、機械、電池、プラント、ガスタービン、エネルギー機器、半導体製品など関連企業の技術者
予備知識 ・材料工学、物理学、化学工学の基礎
修得知識 ・耐食性、耐摩耗性、耐熱性、耐熱衝撃性、光学的・電磁気的などの各種機能性皮膜創成技術に関する知識
プログラム

1.はじめに
  (1).表面改質、被覆技術の分類、特徴
  (2).本講習のカバーする技術領域

2.溶融粒子による膜創成:溶射法
  (1).溶射法の基本原理
  (2).溶射法の種類
  (3).代表的装置構造
  (4).適用事例
  (5).粒子偏平の基礎  動的ぬれ現象
  (6).プロセス制御法、制御指針
  (7).最近のトピックス 耐環境遮蔽皮膜

3.固体粒子による膜創成:コールドスプレー法
  (1).CS法の基本原理
  (2).CS法の種類
  (3).代表的装置構造
  (4).適用事例
  (5).粒子付着偏平の基礎原理 せん断不安定現象
  (6).プロセス制御法
  (7).最近のトピックス

4.非加熱での膜創成:エアロゾルデポジション(AD)法
  (1).AD法の基本原理
  (2).AD法の装置構造
  (3).適用事例
  (4).粒子付着の原理  常温衝撃固化現象

5.粒子積層厚膜創成 技術の将来展望

6.終わりに

キーワード 機能性皮膜 溶射 コールドスプレー エアロゾルデポジション 粒子付着 動的ぬれ せん断 衝撃固化 ADM AD膜
タグ 金属材料粉体・微粒子薄膜表面処理・めっき溶射
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日