熱設計のノウハウと最適設計への応用・例

〜 熱シミュレーションと実験・統計分析を組み合わせた熱設計技術、最適設計事例 〜

使用環境が厳しいECUを例に熱設計のノウハウとポイントが修得できる特別講座

効率的、合理的でスピーディな放熱設計技術を修得し、信頼性の高い製品開発に応用しよう!

本講座は、家電、自動車向け製品の多様な熱設計に活かせる内容となっています

講師の言葉

 車両の高制御化・小型化に伴い、ECU(エレクトリックコントロールユニット)発熱量増加が課題となっている。そして、放熱設計を効率的、合理的及びスピーディに高度な熱設計・解析が求められている。特に車載の中でも発熱が多い密閉筐体のECUにフォーカスし、熱設計の進め方を解説する。
 その放熱設計は、実装技術と密接に関係しているため、前半はECUの構造や放熱するための電気・機械分野の基礎知識、後半は熱シミュレーションの高精度化手法と、実験を組み合わせた最適設計のノウハウをマスターできる。また、熱シミュレーション、実験及び統計分析を利用して、放熱設計に有効な設計パラメータを特定し、統計的現象の原因を究明するのに役立つ開発事例を紹介する。
 今回は、使用環境が厳しい製品の一つであるECUを例にすることで、家電、自動車向け製品の多様な熱設計に活かせるように説明する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年01月26日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ECU、アクチュエータ、センサ、半導体等、自動車分野および回路・基板、機構設計関連および熱シミュレーション、製品企画、製品設計に従事している企業の技術者の方
予備知識  ・熱設計技術、カーエレクトロニクスの基礎知識があれば理解しやすいです   (下記参考書籍)    ・「図解・カーエレクトロニクス」(日経BP社)    ・「エレクトロニクスのための熱設計完全入門」(日刊工業新聞社)    ・「電子機器の熱流体解析入門」(日刊工業新聞社)
修得知識 ・車載分野、エレクトロニクス分野における、放熱技術の現状、設計での着目点、最適設計を修得できる
プログラム

1.ECUの基礎
  (1).小型化による放熱技術の必要性
  (2).エンジンの高性能化による放熱技術の必要性
  (3).エンジン制御ECUの内部構成
  (4).製品構想段階での熱技術選定

2. 背景と放熱設計構築のポイント
  (1).小型化要求の背景
  (2).電子製品が受ける影響

3.熱設計の基礎
  (1).伝熱の基本法則
  (2).熱伝導のメカニズム
  (3).対流のメカニズム
  (4).放射のメカニズム
  (5).成立する対策を検討
  (6).熱設計の冷却手段

4.放熱対策技術の整理
  (1).電子回路部
  (2).素子及び放熱材
  (3).発熱量と発熱密度の違い
  (4),プリント基板での放熱技術の背景と効果
  (5).搭載条件及びブラケット

5.熱シミュレーション技術と熱実験
  (1).シミュレーション採用されている技術分野
  (2).熱シミュレーションの概要
  (3).次世代熱設計のフロー
  (4).sim.モデル作製の問題点
  (5).熱シミュレーション導入の課題
  (6).ECUモデルの解析誤差
  (7).解析規模を抑えるポイント
  (8).高精度化ポイントまとめ
  (9).配線パターンのモデル化
 (10).機械系3DCADによる解析モデル化
 (11).FloTHERMのレイヤーパッチモデル化
 (12).モデル別での検証結果
 (13).電子部品の電力測定
 (14).Sim.と実験値比較結果
 (15).シミュレーション活用の提案
 (16).放熱効果の違い
 (17).熱実験の課題

6.熱シミュレーションと統計分析による最適設計
  (1).最適化手法
  (2).【事例1】素子温度寄与率計算
  (3).【事例2】素子レイアウトの最適化
    a.最適設計フロー
    b.接触熱抵抗特性要因図
    c.制御因子の選択
  (4).シミュレーションによる多元配置実験
  (5).直交表実験による寄与率算出
  (6).熱シュミレーションと実験の整合性確認
  (7).Sim.と実測の比較検証
  (8).高精度な熱測定方法事例

7.将来動向
  (1).カーエレクトロニクスの動向とそれを実現する技術
  (2).電子製品開発に対する考え方

キーワード 放熱 熱設計 ECU 熱シミュレーション 最適設計 伝熱 対流 放射 冷却
タグ シミュレーション・解析車載機器・部品電子機器電子部品電装品伝熱熱設計ECU
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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