合金めっきや耐食性皮膜等の溶液プロセスによる機能性薄膜作製法と評価法

〜電気化学の基礎、洗浄と濡れ、電気めっきによる機能性薄膜の作製、防食膜の作製と耐食性の評価〜

簡便かつ低コストで実現できる表面改質技術を修得し、製品の高機能化に活かすための講座

溶液プロセスの理解に必要な電気化学の基礎からプロセス条件の絞り方、表面改質の実施例までを修得し、付加価値の高い製品開発へ活かそう!

講師の言葉

 材料本来の機能に付加価値を付与することは、今後の材料開発において極めて重要である。このためには、材料表面を適切に改質する必要がある。
 本講演では、めっき等の溶液プロセスを利用した表面改質の手法について解説する。はじめに、溶液プロセスのめっきを考える上で大切な電気化学について解説し、続いて、溶液化学の基礎についても言及する。
 また、表面改質で重要となる材料表面の濡れと洗浄法について説明し、その後、めっきプロセスについても言及する。さらに、作製した薄膜の評価法についても、その簡単な原理を説明すると共に、実例を織り交ぜながら得られたデータの解釈法についても言及する。
 また、合金めっきや耐食性薄膜の作製と評価について、実施例を織り交ぜながら、そのプロセス条件の絞り方や評価法を解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年01月06日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・溶液プロセスを取り扱っている、あるいはこれから取り扱おうとする初級・中級技術者 ・めっきで新しい機能を得たい初級・中級技術者 ・防食技術を知りたい初級・中級技術者
予備知識 ・高校程度の物理・化学・数学の基礎知識 ・電気化学の基礎知識があるとより望ましい(最初に解説するので必要条件ではない)
修得知識 ・溶液プロセスの理解に必要な電気化学や熱力学の基礎知識 ・めっきプロセスの原理とめっき浴の役割 ・薄膜を評価するための分析手法とその基礎原理
プログラム

1.電気化学入門
  (1).電位と電流について
  (2).溶液化学
  (3).化学ポテンシャルとネルンストの式
  (4).電極反応の基礎
  (5).電位-pH図の見方と考え方

2.洗浄と濡れ
  (1).濡れの定義
  (2).表面張力
  (3).接触角と測定
  (4).汚れの種類と分類
  (5).洗浄方法とその作用

3.めっきプロセス
  (1).めっき浴の成分とその役割
  (2).添加剤の役割
  (3).無電解めっきの原理

4.薄膜の分析
  (1).薄膜の結晶構造の評価法
  (2).薄膜の化学結合状態の評価法
  (3).薄膜の組成の評価法

5.電気めっきによる機能性薄膜の作製
  (1).電気めっきを用いた薄膜の作製法
  (2).めっき条件の決め方
  (3).電位-pH図を利用した電気化学反応の理解
  (4).薄膜の評価

6.防食膜の作製と耐食性の評価
  (1).腐食とは
  (2).防食膜の作製法
  (3).耐食性の評価法
  (4).電気化学的手法を用いた耐食性の評価

キーワード 溶液プロセス 電気めっき 電気化学 溶液化学 洗浄 濡れ 薄膜 防食膜 耐食性 
タグ 金属材料洗浄はんだ薄膜腐食・防食電気化学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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