機械・装置における潤滑技術とその応用・トラブル対策

〜 トライボロジーの基礎とメカニズム、摩擦・摩耗特性、潤滑剤の種類と選定、機械要素における潤滑技術と油分析による設備診断 〜

  • トライボロジーの基本的な考え方を修得し、摩擦摩耗の低減、長寿命化や信頼性向上に活かす講座
  • トライボロジーの基本を学び、設備や機械システムの低コスト化や生産費のコストダウンに活かそう!

講師の言葉

 日頃、機械設備に関わる技術者にとって、設備や機械システムをいかに健全に、しかも長寿命に稼働させるかは、重要なかつ困難な課題の一つになっているはずです。これが達成できると、設備や機械システムの生涯コスト(LCC)を低く抑えることが出来、ひいては生産費のコストダウンがもたらされます。
 しかし、実際には摩擦や摩耗に、そしてそれらによってもたらされる色々な損傷に悩まされているのが現状です。取り上げた潤滑技術はトライボロジーに基づく技術で、設備や機械システムにおける摩擦や摩耗を理解し、潤滑を駆使して、しゅう動面における摩擦・摩耗を上手にコントロールしようとする技術です。
 今回はできるだけ実務的な話を中心に潤滑技術を講義し、日頃潤滑で困っている技術者の一助になればと思っています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年02月17日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械設計の担当者 ・設備設計の担当者 ・設備管理技術者
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・摩擦摩耗の基本特性と摩耗対策法 ・しゅう動面の摩擦の状態の理解 ・潤滑剤、潤滑法の選び方 ・色々な機械要素における潤滑の考え方 ・汚染管理の方法 ・潤滑油の浄化法と浄化法に関する考え方 ・潤滑油分析による設備診断とその考え方
プログラム

1.トライボロジーとは
 
(1).トライボロジーの定義と生い立ち
 (2).トライボロジー推進の意義
 (3).トライボシステム

2.摩擦および摩耗
 
(1).摩擦のメカニズムと基本特性
 (2).摩耗のメカニズムと基本特性

3.潤滑剤の種類と選定
 
(1).潤滑剤の種類
 (2).潤滑油の種類及び基油と添加剤
 (3).潤滑油の基本的な性状
 (4).潤滑油選定の基本的な考え方
 (5).グリースの種類
 (6).グリースの基本的な性状
 (7).グリース選定の基本的な考え方
 (8).固体潤滑剤

4.しゅう動面における潤滑膜とストライベック曲線
 
(1).一般的なしゅう動面
 (2).摩擦の三態と潤滑の三つのモード
 (3).ストライベック曲線

5.潤滑法の種類と選定
 (1).給油法の種類と選定
 (2).給脂法の種類と選定

6.機械要素における潤滑技術
 
(1).滑り軸受における潤滑技術
 (2).転がり軸受における潤滑技術
 (3).歯車における潤滑技術
 (4).シールにおける潤滑技術
 (5).しゅう動面における潤滑技術
 (6).応用とトラブル対策

7.汚染管理
 
(1).潤滑油、作動油の汚染と劣化
 (2).汚染が設備に及ぼす影響
 (3).汚染度の測定と表示
 (4).使用油の浄化

8.油分析による設備診断
 (1).潤滑油の性状による潤滑診断
 (2).潤滑油中の金属成分の測定による潤滑診断

キーワード トライボロジー 摩擦 摩耗 潤滑剤 潤滑油 グリース ストライベック曲線 機械要素 滑り軸受  転がり軸受 歯車 シール
タグ 金属トライボロジーねじ材料機械機械要素構造物歯車油・空圧
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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