機械・機構の基礎と設計への応用・事例

〜 自由度の計算式と構造設計、平面機構・平面リンク機構・空間機構の運動学、力学の基礎 〜

  • 機械の仕組みや機構学とその解析法を学び、機械機構の構造設計と高機能化に応用するための講座
  • 機械の仕組みや機構の解析技術の基礎を修得し、ロボットや自動機械などの各種設計に応用しよう!

講師の言葉

 ロボットなどの各種の機械は、回転や直進などの単純な運動を取り入れて、これを変換・伝達して時間的にも空間的にも実に複雑な運動を精密に行っている。本講習会では、それらの運動システムの設計に役立つ知識として、機械の仕組み(機構)を知り、その運動と力の性質を調べるための解析法を中心に紹介する。
 特に、機構の運動創成・力伝達の本質を理解するために、過度に数式に頼ることなく、作図による解釈を多く取り入れた内容とすることを心がける。そして、基礎事項の理解を第一とするために、平面運動を行う機構を主たる対象とし、空間運動を行う機構については、平面機構との違いを明確にするとともに基礎事項にのみ触れるようにする。最後に、紹介した手法に基づいて設計・開発を行った、パラレルマニピュレータ、リハビリ装置や歩行支援装置等の具体的な事例を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年01月14日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械設計技術者 ・製造設備の設計技術者 ・ロボット、福祉機械等を新規に開発する部門の技術者
予備知識 ・高校の物理の知識があれば、より理解が深まります
修得知識 ・ロボットや自動機械の仕組みが理解できるようになる ・ロボットや自動機械の動きがイメージできるようになる ・ロボットや自動機械の設計を行うための基本的な知識が得られる
プログラム

1.機械の運動と仕組み
 
(1).機械の運動学モデル:機構とは
 (2).機構の種類
 (3).機構の設計手順
 (4).運動の生成

2.機構の自由度と構造の設計
 
(1).機械の自由度
 (2).機構の自由度の計算式
   a.計算式の導出
   b.計算例
 (3).機構の自由度の計算における注意点
   a.余剰の自由度
   b.過拘束機構
   c.多重対偶
 (4).機構の構造の設計
   a.基礎式
   b.設計例
   c.注意点

3.平面機構の運動学
 
(1).運動の記述法
 (2).速度の解析
   a.解析的解法
   b.瞬間中心を用いた解法
   c.3中心の定理
   d.インボリュート歯形の解釈
 (3).瞬間中心の概念に着目したカム機構、摩擦伝動機構の形状設計法

4.平面リンク機構の運動学
 
(1).変位解析
   a.閉ループ機構の変位解析
   b.開ループ機構の変位解析
 (2).速度解析
   a.閉ループ機構の速度解析
   b.開ループ機構の速度解析
 (3).運動特性評価
   a.誤差特性の評価
   b.運動伝達性の評価

5.平面リンク機構の力学
 
(1).剛体における力・モーメントのつり合い
 (2).機構におけるつり合い条件
 (3).機構の力学解析の解析的解法
 (4).機構の力学解析の図式解法
 (5).摩擦を考慮した力学解析法

6.空間機構の運動学、力学の基礎

7.パラレルマニピュレータの設計事例紹介

8.リハビリ装置、歩行支援装置の設計事例紹介

キーワード 機械 機構 運動学モデル 平面機構 リンク機構 閉ループ機構 開ループ機構     平面リンク機構
タグ アクチュエータ機械機械要素強度設計構造物材料力学・有限要素法軸受け設計・製図・CAD歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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