高分子材料の基礎と劣化解析・耐久性評価・寿命予測法のポイントと実践ノウハウ ~個別相談付~ 【弊社研究室】

~ 高分子材料の劣化メカニズムと劣化の調べ方、耐久性の種類と各評価手法の実践ノウハウ、耐候性の評価手法と実践のポイント、高分子材料の寿命予測法 ~

・プラスチック、ゴム、熱可塑性エラストマーなどの信頼性確保のための劣化解析手法や耐久性評価法とその実践ポイントを修得し、製品開発やクレーム解決に活かすための講座

・光、熱、環境などの化学的要因、応力、振動などの物理的要因による劣化メカニズムと対策から耐久性向上策や寿命予測法までを修得し、製品の長寿命化や信頼性向上に活かそう!

・講師の長年の耐久性研究から得られた実践的なノウハウを学び、製品のクレーム対策などトラブルシューティング(原因究明と改善策の立案・実施)に役立てよう!

講師の言葉

材料の耐久性は信頼性を支える大黒柱としてその必要性は理解されても、多くの企業において、

 1.攻めである開発が守りである耐久性研究より優先され、リソース(人・金・モノ)が不足がち。

 2.開発の成果である新製品の実用化が急がれ、製品の材料の耐久性評価が後回しになる。

   その結果、“耐久性不明”で発売され、販売後クレームが発生する。

 3.クレーム処理に際して、変状や劣化の原因究明・社内報告書作成・顧客への報告書・対応策の

   提案を急がれるが、時間・人・金・設備・技術が間に合わない。

 4. 専門的技術・考察力が不足し、劣化解析・耐久性評価・寿命予測の専門装置も無い。

 5.社内でデータをやっと出しても、顧客から「大学や公的機関の報告が欲しい」といわれる。

 6.今後クレームが出ないように「信頼性の高い耐久性のデータ・評価・向上策が欲しい」と、顧客や社内から要請される。

 7.そこで、「餅は餅屋へ!(耐久性の専門家へ任せるか?アドバイスを受けよう!)」となる。

以上7項目の事情の下で、耐久性を理解し、評価できる基礎と応用を、自らの62年間にわたる研究実績・体験から、伝授したい。 乞うご期待!

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年01月09日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・プラスチック、ゴム、熱可塑性エラストマーやそれらの複合材料を扱う企業の技術系の方
・プラスチック製品、ゴム製品の劣化やそれに対するクレームなどに悩んでいる方
・材料、化学、機械、電機電子、土木、建築など関連企業の技術者および専門家の方
・リサイクルが難しいゴムから、それが容易な熱可塑性エラストマーへの転換を検討中の方
予備知識 ・特に必要ありません。専門用語は平易に解説します
修得知識 ・高分子材料の特性および劣化のメカニズムと耐久性評価・寿命予測のポイント
・信頼性の高い製品開発とクレーム処理・対応策のヒントが得られます
プログラム

1.高分子材料の耐久性の急所 

  (1).信頼性と耐久性の概念と重要性

  (2).耐久性に関する研究の変遷と主な成果

 

2.高分子材料の劣化の原理 (メカニズム)

  (1).高分子劣化反応の種類

  (2).高分子の結合エネルギーと弱い位置

  (3).自動酸化反応のメカニズム

  (4).光劣化・熱劣化ほかのメカニズム

  (5).溶解度パラメーター(SP値)の意味と活用法

 

3.高分子劣化の調べ方

  (1).各種分析法

  (2).必須装置

 

4.耐久性の種類と各論および評価のポイント

  (1).耐光性:劣化のメカニズムと評価手法

  (2).耐熱性:熱劣化・熱分解・熱変形のメカニズムと評価手法

  (3).電気的耐久性:絶縁劣化のメカニズムと評価手法

  (4).耐水性・耐湿性:メカニズムと評価手法

  (5).耐薬品性:劣化メカニズムと評価手法

  (6).耐環境応力性:影響因子と評価手法

  (7).耐生物性:微生物・昆虫・げっ歯類による被害に対する抵抗性

  (8).寸法安定性・耐クリープ性:成形に関わる収縮や荷重による変形の評価手法

  (9).耐摩耗性・耐浸食性:物理的な作用による劣化の評価手法

  (10).耐疲労性:繰り返し変形、振動などによる疲労の評価手法

 

5.耐候性の評価手法と実践のポイント

  (1).支配する因子

  (2).耐候性の調べ方

  (3).屋外暴露と促進耐候性試験との相関

  (4).材質による傾向

 

6.耐久性の研究事例

  (1).講師の提案してきた研究成果(各種評価手法)  ※以下は一例です

    a.メカノケミルミ法 : 応力下の微弱な発光から初期劣化・微小劣化の検出

    b.誘電特性法 : ゴムの経年劣化の非破壊検査法

    c.紫外線+オゾン同時法 : 耐候試験の迅速化

    d.C形法 : 環境・応力劣化の寿命予測

  (2).文献等による最新の研究紹介

 

7.高分子材料の寿命予測法

  (1).寿命予測法の種類

  (2).C形寿命予測法

  (3).寿命予測の各種手法

 

※質問や相談はセミナー中はもちろん、終了後無期限に受け付け可能です

キーワード プラスチック ゴム 熱可塑性エラストマー 高分子材料の耐久性 劣化解析 耐久性評価 寿命予測 トラブルシューティング
タグ ゴム安全プラスチックガス研究開発検査シール・ガスケット寿命予測環境信頼性試験・故障解析乾燥非破壊検査高分子品質管理未然防止材料バルプ・ポンプ射出成形樹脂・フィルム成形加工フランジ・ガスケット複合素材材料力学・有限要素法車載機器・部品振動・騒音絶縁電気化学
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
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