粉体の基礎と粉体ハンドリングにおける流動性改善および付着制御・トラブル未然防止のポイント　＜オンラインセミナー＞

講師の言葉

　粉体・微粒子は、医薬品、食品、化成品、セラミックス、電子材料、電池材料など、原料、中間製品、最終製品として広く利用されており、産業において欠くことのできない存在です。高機能化とファイン化の要求によって、取り扱う粒子は、ミクロン・サブミクロン・ナノと小さくなってきましたが、微粒子になればなるほど付着性は強くなり、流動性は低下するので、粉体ハンドリングは思ったとおりにはなりません。

　対策として重要なことは、使用している粉体と粒子の特性を正しく理解することです。そのためには、特性評価に必要な基礎知識を身に付けておかなければなりません。

　本セミナーでは、粉体・粒子の基礎物性を学んだのち、付着のメカニズムとその評価ならびに付着性と流動性を改善する方法を理解できるように構成しています。また，昨今の粉体操作のトレンドは、多品種・少量生産に対応できることに加えて、粉体・微粒子の精密ハンドリングです。産業の進歩に適用可能な技術として、粒子特性に基づく視点で、供給、搬送、撹拌、流動、浮揚、分散、混合に関する話題の操作法を説明します。