EMC設計の基礎と回路基板設計および効果的なノイズ対策のポイント<オンラインセミナー>

~ EMC性能におけるGNDの役割、EMC設計へのシミュレーションの適用、A/WでのEMC設計の実践ポイント ~

・GND機能を正しく理解し、EMC設計を効果的に行うための設計方法までを修得し、回路設計に応用するための講座

・経験豊富な講師からノイズのメカニズムから効果的な対策方法までを修得し、信頼性の高いEMCの設計実務に応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 多くのEMC関係の方々は学会誌、業界誌、ハウツー本、WEB等で多くのEMC関連情報を入手されていると思います。しかしながらそういった情報は現場のEMC設計としてどれほど活かされているでしょうか?

 例えば、GNDに関して“GND強化”、“GNDが揺れている”等という表現を目にした時にどのようなイメージを持たれるでしょうか?そういった記述をする著者は“具体的にどうすべきか”というようなことは殆ど述べていないように思います。GND電極があたかもノイズの吸い取り紙の様にEMC課題の殆どを解決できるようなイメージをEMC関係者に伝えようとしているのかもしれませんが、それではEMC課題解決の役には立ちません。

 当セミナーでは先ずEMC課題に対するイメージを払拭して頂くためにGNDに関する理解をリセットして頂きたいと考えております。

 また、理想的なEMC設計として、機器・装置の設計が回路図やCADといった電子情報の状態(Digital)でEMCの検討がなされ、実際の製造物(Physical)に反映される設計フローを想定し、既存のPI/SIといった考え方をより発展させ、回路図設計段階でシミュレーションを利用することにより、EMC課題に対して定量的な検討を行う方法についてご紹介します。

 更に、そうして得られたEMC設計を如何に回路基板に反映するかについてもご紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年09月25日(木) 10:30 ~ 17:00
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機器・装置設計にEMC設計を実装したいと考えているメカ・エレキの技術者
・電磁界シミュレーション、回路シミュレーションをEMC設計に活用したいと考えている技術者
・機器・装置のEMC対策を行っている製造現場のEMC技術者
予備知識 ・高周波回路学(初歩レベルでよい)、電磁気学(初歩レベルでよい)、LT-spiceのオペレーション
修得知識 ・今までのEMC関係の学会誌・業界誌にはない新たなEMC設計及びノイズのメカニズムを理解でき、その実施すべき事項を習得することができる
・特に回路設計者にとって具体的にやるべきことが明確になり回路設計者自らEMC設計を実践することができる
・EMC課題に対して、”勘と経験の出たとこ勝負”ではなく”事前にやっておくべき事“が分かるようになり、各メーカ様の現場でのEMC設計プロセスの見直しのトリガーになれる
プログラム

1.EMC性能におけるGNDの機能

  (1).EMC対策、グラウンド(GND)に関わるイメージに御用心

  (2).GNDが揺れている、とは何なのか?

  (3).EMC設計はGND強化! って~どんな強化なのか?

  (4).1点接地と多点接地、何が違う

 

2.GNDの正しい理解

  (1).グラウンド(GND)を流れるリターン電流

  (2).EMCコモンモード電流

  (3).EMC対策部品フェライトコアは何故効くか

  (4).電源・信号ラインに対向するGND電極の幅

  (5).GND電極上の2点間では最短距離で電流は流れない

  (6).フレームグラウンドとノイズ電流

  (7).回路基板の装着

  (8).グラウンドループ➡ノイズ放射

  (9).機器・装置間の接続ケーブル

a.シールド線(GND)は両端接続が基本!

  (10).グランドノイズとは

 

3.EMC設計へのシミュレーションの適用

  (1).EMC設計へMBDを適用

  (2).電源ラインのEMC設計

        a.基板内での設計(基礎)

        b.基板間接続のケーブルがある場合

  (3).信号ラインのEMC設計

        a.基板内での設計(基礎)

        b.実践編:基板間接続のケーブルがある場合

  (4).ビーズ素子は信号ラインのノイズ対策として使わない方がいい

 

4.A/W(プリント基板設計)でのEMC設計の実践および注意点

  (1).回路基板CADデータに対する有効な検図とは

  (2).電源ライン、信号ラインの基本的なデザイン

  (3).電源ライン、信号ラインのVia配置の注意点

  (4).GND-Via その配置間隔にルールは無い

  (5).A/W設計における電源配線形態、島状配線とスター形配線どちらが有効か?

  (6).信号ラインのGND、電源ライン跨ぎの処理

  (7).回路基板のデジアナ分離のためのパターン設計

キーワード EMC設計 GND ノイズ 顧問モード 信号 ライン 配線 フレームグラウンド 回路設計 プリント基板 EMC設計 MBD ビーズ素子 電源ライン GND-Via A/W設計
タグ ノイズ対策・EMC・静電気回路設計
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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