吸音・遮音の基礎と音響メタマテリアルを用いた効果的な振動・騒音対策への応用 ~デモ付~ <オンラインセミナー>
~ 吸音・遮音のメカニズムと吸音・遮音材料の性能評価方法およびそのポイント、音響メタマテリアルの特性と用途に応じた構造の最適化による性能向上のポイント ~
・吸音・遮音のメカニズムや性能評価手法から音響メタマテリアルの特性や目的に応じた最適設計手法とそのポイントまでを修得し、振動・騒音対策に活かすための講座
・従来の吸音・遮音材では対策が難しいロードノイズなどの低周波騒音の抑制に有効な音響メタマテリアルの効果的な活用のポイントを修得し、快適な空間を醸成しよう!
オンラインセミナーの詳細はこちら:
・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
電気自動車の普及に伴い、これまで着目されてこなかった周波数帯域における音の対策が求められています。例えば、エンジン音の消失により、ロードノイズといった低周波騒音の対策や、快適な車室空間を実現するために乗員の会話を聞き取りやすくするといった対策が求められています。このような背景の中、負の屈折率に代表されるように、通常の材料が示さない特異な音響特性を持つことで知られている音響メタマテリアルを活用するための研究開発が盛んに行われています。これは従来の吸音材・遮音材だと対策が難しい周波数帯域に対して適用できる可能性を有しているからに他なりません。音響メタマテリアルを効果的に活用するためには、そこで発現する吸音や遮音のメカニズムや正しい評価法をしっかり理解しておくことは非常に重要です。
このセミナーでは、吸音・遮音の基本的な考え方に加え、吸音材や遮音材の内装としてよく用いられる多孔質材料の吸音メカニズムについて紹介したうえで、吸音・遮音性能の代表的な計測方法についてご説明いたします。
その後、音響メタマテリアルの研究動向をご紹介し、振動・騒音対策のためにメタマテリアルを活用する方法についてご紹介します。また、音響メタマテリアルの特性は、メタマテリアルの形状に強く依存することが知られており、試行錯誤的な設計では所望の特性が実現されないことがあります。効率的な設計方法として、構造最適化法を導入したメタマテリアルの最適設計事例について解説いたします。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年09月24日(水) 10:30 ~ 17:30
|
開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・振動や騒音の対策に携わっている技術者や研究者の方
・従来の吸音材料や遮音材料では騒音が防げず、新しい材料を求めている企業の方
・音響メタマテリアルでの騒音対策をこれから検討される方
・音響メタマテリアルでの騒音対策に既に取り組んでいるが成果が出ていない方
|
予備知識 |
・高校卒業程度の物理の基本知識 |
修得知識 |
・吸音・遮音の基本的なメカニズムおよび評価方法
・音響メタマテリアルに関する基本的な知識から用途に応じた最適な形状設計手法
|
プログラム |
1.吸音・遮音の基礎
(1).音の基礎
a.音とは
b.音の発生・伝搬・知覚
c.音の制御(吸音・遮音・制振・防振)
(2).吸音・遮音のメカニズム
a.吸音・遮音とは
b.吸音について
c.各種吸音材料
d.遮音について
(3).吸音・遮音の評価方法とそのポイント
a.吸音性能の評価方法
b.遮音性能の評価方法
2.音響メタマテリアルの基礎と効果的に活用するための実践ノウハウ
(1).音響メタマテリアルとは
a.音響メタマテリアルの分類
b.音響メタマテリアルを実際に応用した事例
(2).音響メタマテリアルの性能評価方法
a.伝達マトリクス法に基づく透過率・反射率の評価
b.有効材料定数の評価
(3).音響メタマテリアルの最適設計手法とそのポイント
a.構造最適化法の考え方と音響メタマテリアル構造設計への応用
b.最適設計例
|
|
キーワード |
吸音 遮音 防振 制振 振動騒音対策 低周波騒音 電気自動車 EV 音響メタマテリアル |
タグ |
精密機器・情報機器、エコマテリアル、信号処理、ゴム、研究開発、シミュレーション・解析、非破壊検査、材料、ノイズ対策・EMC・静電気、バルプ・ポンプ、精密加工・組み立て、プラント、モータ、治具、ロボット、医療機器、紙送り機構、複合素材、データ分析、機械、構造物、自動車・輸送機、振動・騒音、制御、精密機器、電装品 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
|
会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
|