連成解析の基礎と電気機械システムへの適用事例 < オンラインセミナー >

~ 連成解析の基礎と定義、流体-構造連成解析の手法、連成解析を活かしたMEMSと圧電デバイスの事例 ~

連成解析の基礎を修得し、より高精度な解析業務に活かすための講座

より高精度な解析が可能となる連成解析技術を修得し、付加価値の高い設計や開発に活かそう! 

講師の言葉

固体や流体といった様々な現象は、大なり小なり相互作用(連成)しますが、特に、旗のはためきのように、現象間の連成を無視するとその本質が失われるような場合、連成現象として区別する必要があります。

従来の機械システムの設計では、現象間の連成が弱いことを仮定して、近似あるいは無視してきました。しかしながら、CAEに代表される近年の解析技術の進歩によって、連成現象の解析(連成解析)を設計に用いることが現実的に可能となりつつあります。

連成解析によって、機械システムの力学的挙動をより正確に予測できることは当然ですが、場合によっては、本質的に全く異なる予測結果となる可能性があります。前述の旗のはためきはその典型例でしょう。また、生物の世界では連成現象を積極的に利用する事例が見られます。このことは、連成解析が機械システムの性能向上に貢献できることはもちろん、新しい機械システムの創成につながる可能性を示しています。

本講義では、これまであまりなじみのなかった連成解析について、その基礎と基本的な事例に関する学術的知見を提供することで、連成現象に関する課題を解決するヒントやきっかけとなることを期待しています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年08月28日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー
受講対象者 ・CAEにおいて、近年注目されている連成解析について、基本的な知識を得たい方、機械システムに適用するメリットや可能性を検討したい方、CAE技術者(計算力学技術者)としてステップアップしたい方
予備知識 ・理工学分野の学部相当の力学と数値計算に関する基礎知識
修得知識 ・連成解析とCAE(計算力学)の基礎
・流体一構造連成解析技術とそのポイント
・MEMS、圧電デバイスへの連成解析の応用
プログラム

1.連成解析の基礎

(1).連成問題の定義と分類

(2).連成解析の数理的基礎

a. 連成解法の分類

b. 基本的な連成解法

c. 連成系の相似則

d. 階層的分解

 

2. CAE(計算力学)の基礎

(1).偏微分方程式の数値解法

(2).有限要素法の基礎

 

3.流体-構造連成解析

(1).支配方程式とその離散化

(2).一体型解法(強連成法)

(3).分離型解法

a. 境界条件による分離

b. 弱連成法

c. 強連成法

(4).計算結果の妥当性

a. 相似則によるベリフィケーション

b. 典型的数値例

 

4. MEMSにおける事例

(1).MEMSと連成現象

(2).静電駆動されるマイクロ片持ち梁

(3).昆虫を模倣した微小羽ばたき翼

 

5.圧電デバイスにおける事例

(1).圧電デバイスと連成現象

(2).圧電バイモルフアクチュエータ・センサー

(3).圧電駆動システム

(4).圧電エネルギーハーベスタ

 

6. おわりに

キーワード 連成解析 CAE 流体解析 構造解析 強連成法 弱連成法 有限要素法 
タグ 研究開発
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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