機械設計における構想設計の基礎とノウハウおよび詳細設計のためのポイント 【弊社研修室】

~ ポンチ絵、構想図のノウハウ、詳細設計への移行にあたり抑えるべき基本ポイント、設計での予測と想定のポイント、精度、加工、コストからの選択肢の選定、CADで設計する際の注意点 ~

・重要な構想設計のノウハウから精度、加工、コストを考慮した構造や材料選定、詳細設計で「抑えるべきポイント」までを修得し、設計実務に活かすための講座

・機械、機構設計を進めていくうえで知っておくべき基本知識と活かし方、講師の経験に基づいた注意すべきポイントなどの実践的ノウハウが修得できる特別セミナー!

講師の言葉

 治具、装置などの機械設計、機構設計を行う際、どこから手をつければいいのか、どこに注意すれば設計しやすいのか迷うことはないでしょうか。とくに駆け出しの設計者にとっては最初の難関です。さらに、設計をすすめるにつれ、また完成したあとにおいても、迷いや検討不足から生まれた設計のせいで大きく手戻りしてしまうことも少なくありません。それに近年の機械においては、電気制御の増加、製品の性質の変化に伴う設計要求の変化などの要素も加わり、機械設計の難易度はますます上がってきています。そんな考慮すべき事柄が増えてきている現代において、基礎となる機械設計力が弱い設計者となれば、生き残るのは難しいでしょう。様々な環境の変化の中、設計者とはいえ、学んできた工学知識をうまく活かすことができず、なかなか設計が進まない設計者がいたり、基本的な機構設計ができるにもかかわらず、最後には結果が出せない設計者がいたり、また、良い設計ができていないこと気が付かない設計者さえも見受けられることもあります。とはいえ、実務的なこと、大切な注意点を教えてくれるベテラン設計者も減少の一途をたどり、また、独学で書籍や実践からノウハウについて知識を得ることも、なかなかうまくいくことではありません。
 本講座では、設計者にとって大切な基礎力を上げられるよう、機械、機構設計を進めていくうえでの道筋となる考え方、知っておくべき基本知識と活かし方、経験に基づいた注意すべきポイントなどの設計に関するノウハウを解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年05月21日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械設計、メカ設計に携わる方
・メカ設計者ではあるが、設計経験がまだ浅いと感じている方
・設計力をもっと上げたいと感じている方
・基本設計はできるつもりだけれど、メカ設計に関するノウハウをさらに知りたいと感じている方
・メカ設計するうえでのノウハウを知っておきたい製造関係の方、設計部署以外の方
予備知識 ・基本的な機械構造がある程度理解できる
・ねじなどの機械要素の基本的な初心者以上の知識
修得知識 ・機械、機構設計を行うときの基礎的な知識、大切なポイント
・機械設計の手法の考え方とノウハウ
プログラム

1.機械設計の入口、構想とは
  (1).設計の入口、構想の入口
    a.機械設計の入口はどこか
    b.構想とはどこまであればいいのか
    c.構想設計に関する思い違い
  (2).構想設計への取り掛かり
    a.仕様の検討で起きる分かれ道
    b.検討の例~順番と注意点
    c.仕様の検討から設計へ移行するには

2.構想設計のノウハウ
  (1).ポンチ絵、構想図のノウハウ
    a.ポンチ絵、構想図の基本アプローチ
    b.効果の高い構想図を描くにはどうするか
    c.CADの使用における構想図
  (2).詳細設計に移行できる構想図
    a.ポイントを見極める
    b.設計を見通した構想図

3.詳細設計への移行にあたり抑えるべき基本ポイント
  (1).構想から動く機構への転換
    a.機構の成り立ち
    b.回転運動部分の基本ポイント
    c.直線移動部分の基本ポイント
    d.位置決めの基本ポイント
  (2).材料選定の基本ポイント
    a.構想から設計への材料選定
    b.表面処理、熱処理の選び方
    c.機械要素の選定
  (3).詳細設計での形の決め方
    a.材料の大きさ、厚み、構造の決め方
    b.ねじの大きさ、配置の決め方
    c.固定構造の決め方、シャフトの固定などの代表例

4.設計での予測と想定のポイント
  (1).構造の選定と活かし方
    a.設計時の構造の差が後に大きく影響する
    b.基本構造の組み合わせで発生する注意点
    c.どこに注意すべきか
  (2).変化の予測をたてる
    a.ワーク変化の予測
    b.サイズ変化の予測
  (3).設計その後の想定
    a.設計しながら気が付かなければいけない想定すべきこと
    b.想定の注意点

5.見落としがちなポイントと精度、加工、コストからの選択肢の選定
  (1).工学知識やアイデアが十分に活かせない原因
  (2).視点を変えての構造選定
    a.精度から考える選択肢
    b.加工から考える選択肢
    c.コストから考える選択肢

6.設計のレベルを上げる
  (1).機械の変遷と設計要件
  (2).CADで設計する際の注意点
  (3).より良い設計への糸口

キーワード 構想設計 仕様 ポンチ絵 構想図 機構 材料選定 表面処理 熱処理 固定構造 ワーク変化 サイズ変化 設計要件
タグ ロボット機械機械要素強度設計工作機構造物設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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