MES(製造実行システム)の基礎と生産性・品質向上への応用 【 弊社研修室 】

~ MESの11の機能、失敗しないためのトレーサビリティへの取組み方法、生産管理と生産性向上の進め方、エンジニアリングチェーンとバリューチェーン ~

MES(製造実行システム)の機能と課題解決策を修得し、生産性と品質を向上させるための講座

MES(製造実行システム)による業務改善策を修得し、品質や生産性等の課題を解決するための特別セミナー!

講師の言葉

よく経済の世界で「失われた20年」と言われますが、私自身、多くの製造業企業と一緒に仕事をさせていただく中で、この20年で欧米や中国の製造業がどんどんと力をつけてきて、日本の製造業の品質・生産性での競争力が見劣りするようになってきていると感じています。

 それには、経営力を含め、さまざまな要因がありますが、その1つが、DX対応業務で、品質・生産性での競争力を高める面で日本が遅れをとっている点と考えます。

 本コースでは、講師の永年にわたる製造業での戦略・業務・システム改革のコンサルティング経験を踏まえ、特に生産現場を含む工場で、どのように品質・生産性を高めることができるのかについて、学習します。

 メイントピックとして、MES(製造実行システム)の活用を取り上げていますが、品質改善・生産性向上という目的に沿った実践面での話題を提供します。

 工場、とくに、生産現場に近いところでは、製造業の業種ごとに、また、製造している製品・部品ごとに、業務やDX化システム、品質改善・生産性向上への取り組みが違っています。基本となる考え方が重要で、それらの理解を深めつつ、受講される皆様固有の業界・製品特性や課題を踏まえて、課題に合わせた事例の紹介や、実践的な意見交換の時間をとり、業務の現場に戻った時に、何か業務に活用できるアイデアを持ち買っていただけるようなコースとなることをめざします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年05月08日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・製造業の情報システム活用に関心のある方
 (情報システム、製造管理、製造、生産管理、品質管理、原価管理、生産技術部門、マネジメントなど)
予備知識 ・特に必要ありません。ディスカッションの時間を設ける予定ですので、自社での課題や悩みをお持ちの場合、聞きたいことを整理して、ご用意ください
修得知識 ・製造業にとってMESが必要となる背景、MESのねらいと概要を理解することができます
幅広く日本の製造業における近年の動向と業務・システムの話題を取り上げ、課題や解決策に触れていきますので、今後、自社で、業務改善やシステム導入を進めていく上でのヒントをつかんでいただけると思います
プログラム

1.日本の製造業の近年の状況

(1).なぜ、日本の製造業の競争力が弱まってきているのか(生産性・品質課題)

(2).近年の課題

サプライチェーンの混乱や地政学リスク、脱炭素化、人材・スキル、DX化、サイバーセキュリティ等

(3).AI発展の影響

(4).自社内でのコンサルティング力の重要性

 

2.製造業の情報システムの概要、特徴、役割、業務との関連性

(1).全体像

(2).3層モデル

(3).Planning系システム(ERP、SCM、PSIなど)

(4).Execution系システム(MESなど)

(5).Control系システム(SCADA、DCS、HMI、MMIなど)

(6).プロセス系製造業の情報システム

a.PIMS/LIMS/CMMS/EDMS

b.DCS

 

3.MESの機能と解決策

(1).MESの11機能

生産資源の配分と状態監視、 作業のスケジューリング、差立て・製造指示、仕様・文書管理、

データの収集、 作業者管理、品質管理、プロセス管理、設備の保守・保全管理、

製品の追跡と製品体系の管理、実績分析

(2).MESで何ができるのか

a.工場内の流れを改善する

b.品質を向上する

c.原価を把握する

d.生産性をあげる

e.管理の精度を上げる

(3).MESソリューション/MESパッケージの特徴

 

4.品質・トレーサビリティと情報システムによる品質改善

(1).改善事例の紹介

A社事例: B2C電子機器製造業におけるDXを活用した品質改善の取組み

(不適合率削減)

B社事例: B2B組立加工部品製造業におけるDXを活用した品質改善の取組

(不適合率削減)

(2).品質の全体像 (設計品質、製造品質、部品品質、市場品質)

(3).不適合発生の背景

(4).品質改善への考え方(偶発原因と異常原因) 

~設計要因か製造要因かをデータ分析から推定する~

(5).守りの品質と攻めの品質

(6).品質改善に向けての取組みの考え方・進め方

(7).トレーサビリティでよくある課題

(8).失敗しないためのトレーサビリティへの取組み方法

 

5.生産管理と情報システムによる生産性向上

(1).改善事例の紹介

C社事例: 部品製造業におけるDXを活用した生産性向上の取組み

(製造リードタイム短縮、仕掛適正化)

(2).生産計画・生産管理の全体像

(3).QCDのC(コスト・生産性)とD(需給・納期・在庫)への対応

(4).システム化する業務と人で実行する業務

(5).生産性向上に向けての考え方・進め方

(6).マスタ、諸元・原単位設定の課題

(7).スケジューラ導入の課題

 

6.製造業の課題と取組み

(1).エンジニアリングチェーンとバリューチェーン

(2).部門間連携

(3).グローバル化対応

(4).課題への取組み

(5).皆様の課題への対応 (ディスカッション)

キーワード MES  ERP SCM PSI  SCADA DCS HMI MMI 生産性 品質 エンジニアリングチェーン     バリューチェーン 部門間連携 グローバル化対応
タグ イノベーションリスク管理業務改善研究開発商品開発生産管理プラント機械
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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