プラスチックリサイクルに必要な高分子材料の基礎とプラスチック資源循環技術への応用<オンラインセミナー>

~ リサイクルに必要なポリマーの基本特性と改質方法、リサイクルレジン使用の注意点、海外のプラスチック資源循環、プラスチック資源循環技術、脱炭素社会における資源循環 ~

・プラスチックリサイクルに必要な高分子材料の基礎から資源循環技術までを修得し、実務に応用するための講座

・マテリアルリサイクルを推進するために必要となる要素技術を修得し、新しい成形加工技術や複合材料の設計に応用しよう!

・国内外におけるプラスチック資源循環技術を修得し、リサイクル技術の実用化に応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

第一部

 プラスチック材料のマテリアルリサイクルには多くの知識を必要とします。このセミナーでは、リサイクルを進めるために必要となる要素技術(各ポリマーの特性および改質法、ポリマーブレンド・アロイ、劣化対策など)をひとつずつ説明します。基礎的な知見に留まらず、リサイクルへ応用可能な最新の研究内容についても紹介します。紹介する内容は、リサイクルに留まらず、成形加工技術の構築や新規な複合材料の設計にも活かせると考えています。

研究開発や製品開発でマテリアルリサイクルに取り組んでいらっしゃる方、成形加工業務に関係している方などに聞いていただきたい内容にしています。

第二部

 一口にプラスチック問題と言っても、脱プラスチックや海洋プラスチック、脱炭素社会との関わりまで、様々な問題が複雑に入り組んでいます。それらを解決するためのアプローチとして、様々なリサイクル技術が実用化および開発されていますが、欧州が牽引する形で、プラスチックリサイクルに求められる要件も年々アップデートされています。

 本セミナーでは、国内外におけるプラスチック資源循環の近年の動向を制度とリサイクル技術の両面から解説します。それらを理解することによって、現在どのようなリサイクルの取組が求められているか、それらは環境負荷を減らすことに有効なのかといった疑問や悩みに応えます。国内の最新動向に加え、欧州におけるサーキュラーエコノミーの考え方も踏まえて、今後のプラスチック資源循環の方向性についてお話したいと思います。

本セミナーは受付を終了しました

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年03月25日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・研究開発や製品開発でマテリアルリサイクルに取り組んでいらっしゃる方
・成形加工業務に関係している方
・プラスチックリサイクルに関わる取組として、対策方法を修得されたい方
・今後の国内外におけるプラスチック資源循環の方向性を知りたい方など
・自動車、機械、家電、電気電子その他関連企業の方
予備知識 ・高分子材料の基礎知識
修得知識 ・マテリアルリサイクルを進めるために必要となる技術を修得出来る
・脱プラスチックや海洋プラスチック問題、サーキュラーエコノミー、さらに脱炭素社会とプラスチックリサイクル技術の関わりまで、国内外の最新動向と基礎知識、それらの関係性
プログラム

 

第一部   高分子材料特性とポリマーブレンドの基礎とプラスチックリサイクルへの応用

1.プラスチックの環境対策

  (1).環境対応への取り組み

  (2).モノマテリアル化の問題点とその解決策

  (3).バイオマテリアルの利用

 

2.リサイクルに必要となる各ポリマーの基本特性と改質方法

  (1).国内におけるプラスチックの樹脂別使用量

  (2).ポリプロピレン

  (3).ポリエチレン(HDPE、LDPE、LLDPE)

  (4).スチレン系樹脂

  (5).ポリ塩化ビニル

  (6).ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートなど)

  (7).ポリカーボネート

  (8).その他の熱可塑性樹脂

 

3.リサイクルに必要となるポリマーブレンドの基礎

  (1).ポリマーブレンドの基礎と混和性の予測

  (2).流動場・圧力の影響

  (3).相互作用パラメータと界面張力

  (4).非相溶系ブレンドにおける相分離構造の決定因子

  (5).界面での滑りを利用した高流動化

  (6).三成分系の相構造

  (7).相容化剤とその役割

  (8).反応性相容化剤による構造制御

  (9).ポリオレフィン系ブレンドの相溶性と構造制御

  (10).長鎖分岐ポリマーのブレンドによる改質

  (11).複合材料の流動誘起結晶化とその利用

 

4.リサイクルレジン使用の注意点

  (1).リサイクルレジンに対する考え方

  (2).固体輸送部での注意点

  (3).分散性向上のための混合の基礎と加工機の選択

  (4).スクリーンメッシュの考え方

  (5).劣化対策・安定剤処方

  (6).リサイクル樹脂使用時の注意点

  (7).射出成形での注意点~シルバーストリークなど

  (8).押出成形での注意点~目ヤニ、フィッシュアイなど

 

第二部 プラスチック資源循環技術と環境負荷低減のポイント

1.プラスチック問題に関わる近年の動向

  (1).脱プラスチックの動き

  (2).海洋プラスチック問題

  (3).プラスチック条約

 

2.海外のプラスチック資源循環の動向

  (1).世界全体のプラスチックの物質フロー

  (2).欧州のプラスチック資源循環

    a.欧州のプラスチック資源循環の現状

    b.サーキュラーエコノミーのプラスチック戦略

  (3).欧州における再生プラスチック含有率の規定

 

3.国内のプラスチック資源循環の制度

  (1).プラスチック資源循環戦略

  (2).プラスチック資源循環促進法

 

4.プラスチック資源循環の技術

  (1).ペットボトルのリサイクル技術

    a.リサイクル技術とリサイクル設計

    b.ペットボトルリサイクルの環境負荷

  (2).プラスチック製容器包装のリサイクル技術

    a.マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル

    b.プラスチック製容器包装リサイクルの環境負荷

  (3).ケミカルリサイクル技術の開発動向

    a.石油化学産業におけるケミカルリサイクル

    b.マスバランス方式による持続可能認証プラスチック

 

5.今後のプラスチック資源循環の方向性

  (1).サーキュラーエコノミーにおける将来像

  (2).脱炭素社会におけるプラスチック資源循環

キーワード モノマテリアル化 リサイクル プラスチック 樹脂 熱可塑性 ポリマーブレンド 射出成形 押出成形 環境負荷 資源循環 カーボンニュートラル サーキュラーエコノミー 脱炭素
タグ リサイクル材料樹脂・フィルム
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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