高強度鋼における水素脆化の基礎と評価・解析技術および防止対策のポイント <オンラインセミナー>

~ 水素浸食、白点、水素誘起割れ、硫化物応力腐食割れ、耐水素脆化特性の評価法、水素侵入、応力、材料の観点からの防止対策 ~

・水素による金属材料の損傷形態と評価技術を修得し、破壊防止対策に活かし、信頼性の高い製品開発に応用するための講座
・鉄鋼材料の高強度化により問題が拡大している水素脆化のメカニズムと防止対策技術を学び、材料の信頼性確保に活かそう!
・水素、応力、材料の観点からの水素脆化防止対策が修得できる特別セミナー!

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講師の言葉

 今日では、ボルトやワイヤ等に加えて、自動車用鋼板など鉄鋼材料の高強度化が進められています。鉄鋼材料の高強度化は、資源節約、環境負荷低減に加え、車体の軽量化による燃費向上、二酸化炭素排出削減につながります。ところが、高強度化は一般的に水素脆化感受性を高めることが知られており、材料の信頼性の確保が課題となっています。また、水素エネルギー利用も進められる中で、高圧水素ガスにさらされる金属材料の耐水素脆化特性の重要度が増しています。これを背景として、水素脆化特性の評価法の確立が希求されています。本セミナーでは、腐食環境からの水素侵入と、鉄鋼材料に取り込まれた水素が引き起こす破壊の両面を考慮しつつ信頼性評価を行う手法について学びます。また、基盤となる解析手法、とりわけ、水素の振る舞いを観察するための水素可視化法などについても解説するとともに、水素、応力、材料の観点からの水素脆化防止対策についても例示します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年10月25日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・金属材料の水素脆化に悩んでいるもしくは関心がある製造業の技術者の方
予備知識 ・金属材料科学の一般的知識を有することが望ましい
修得知識 ・水素によるさまざまな金属材料の損傷の形態と提唱される機構、その中でもボルトや自動車用鋼板のような構造材料の水素脆化(遅れ破壊)の特性評価
・特に、腐食によって侵入する水素が寄与する水素脆化を対象とし、水素脆化の水素量依存性と腐食による水素侵入量の両面を考慮した理解
・基盤となる解析手法や水素脆化の防止対策に関する知見
プログラム

1.水素脆化の基礎
  (1).水素脆化とは
  (2).水素脆化の定義

2.水素がもたらす金属の様々な破壊
  (1).水素侵食
  (2).白点
  (3).水素誘起割れと硫化物応力腐食割れ
  (4).水素脆化型応力腐食割れ
  (5).遅れ破壊

3.水素脆化のプロセスと水素の作用
  (1).水素侵入
  (2).水素脆化による破壊の機構
 
4.耐水素脆化特性の評価法
  (1).腐食環境での定荷重試験
  (2).暴露試験
  (3).水素チャージと定荷重試験
  (4).水素チャージと低速引張試験
  (5).水素チャージと通常ひずみ速度引張試験
  (6).評価法の比較
  (7).腐食と低速引張試験
  (8).U曲げ試験片を用いた試験
  (9).張出し試験片を用いた試験

5.水素チャージと腐食による水素侵入
  (1).水素チャージによる水素侵入
  (2).腐食による水素侵入

6.解析手法のいろいろ
  (1).昇温脱離分析
  (2).観察手法
  (3).水素可視化

7.水素脆化の防止対策
  (1).水素侵入の観点から
  (2).応力の観点から
  (3).材料の観点から

8.おわりに

キーワード 水素脆化 破壊 水素侵食 白点 水素誘起割れ 硫化物応力腐食割れ 耐水素脆化特性 水素チャージ
タグ 水素金属材料腐食・防食
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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