バイオプラスチックの基礎と高耐久性、高機能化技術による製品適用のポイント <オンラインセミナー>

~ プラスチックの基礎と環境対策のポイント、バイオプラスチックの基礎と生分解性のメカニズム、バイオプラスチックを活用した製品開発のポイント ~

・バイオプラスチックの基礎から製品への活用方法までを修得し、環境問題に対応した製品開発へ応用するための講座
・バイオプラスチックの高耐久性化や実用方法から生分解のメカニズムと制御方法までを修得し、製品開発へ応用しよう!

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講師の言葉

 本講座では、バイオプラスチックの基本的な理解から各製品での利用推進に役立つ実用的知識の習得までを目指している。このため最初に、プラスチックの概論(歴史、生産量、主要な種類と用途、構造と主要物性の関係)とこの環境対策や規制の動向(日本と世界)について述べる。そして、バイオプラスチックについて、その定義と分類(バイオマス系、生分解系)、特徴と課題、利用可能なバイオマスの種類と生産量、生分解のメカニズムと制御方法(生分解性と他の物性の両立)、評価方法、代表的な種類の特性や製造方法と市場動向(日本、世界)について説明する。さらに、講師が実際の開発と製品適用に携わってきた、高機能性と高耐久性を両立するポリ乳酸複合材、セルロース系樹脂複合材、および、藻類バイオマスプラスチックについて、技術内容と電子機器や高級日用品などへの製品展開のポイントを解説する。最後に、バイオプラスチックの今後の展望とそのリサイクルシステムについて述べる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年11月25日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー化学・環境・異物対策
受講対象者 ・バイオプラスチック(バイオマス系、生分解系)の基礎から応用方法まで修得したい方
・バイオプラスチックを活用する製品の企画、または開発業務に携わる方
・電子機器、材料、化学、その他関連企業の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・バイオプラスチックの基礎や生分解性、製品への活用方法を修得できる
・バイオプラスチックの代表的な種類の特性や製造方法、グローバルを含めた市場動向を修得できる
プログラム

1.プラスチックの基礎・環境対策
  (1).プラスチックの基礎と重要ポイント
    a.概史、分類、生産量の動向 
    b.分子構造と重要物性(力学特性、耐熱性、溶融粘度)の関係
     c.製法と代表的な添加剤 
  (2).プラスチックの環境問題と対策の動向
    a.廃プラスチックの発生と海洋汚染の状況
    b.対策(リサイクル、バイオマス利用、生分解)と規制(日本、主要国)の動向
 
2.バイオプラスチックの基礎と生分解性
  (1).バイオプラスチックの概説
    a.定義・分類(バイオマス系、生分解性)、特徴と課題
    b.利用可能なバイオマスの生産動向(デンプン、セルロース、油脂など)
    c.生分解性(海洋分解性を含む)のメカニズム、分解制御技術、評価方法
  (2).市場動向と課題
   ・世界と日本での生産・利用の現状と違い、成長見通し
  (3).主要な生分解性プラスチック(構造・製法、生産規模、課題)
    a.バイオポリオレフィン
    b.バイオPET
    c.ポリ乳酸
    d.ポリブチレンサクシネート(PBS)
    e.バイオポリアミド
    f.ポリヒドロキシアルカノエート(PHA全体、およびPHBH)
    g.デンプン変性樹脂
    h.セルロース系樹脂 
    i.ポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)
  
3.バイオプラスチックの開発事例
  (1).高機能なポリ乳酸複合材の開発
    a.実用性と耐久性の改良(成形性の実現、加水分解性の制御など)
    b.高機能化と電子機器への利用
     ・天然繊維との複合化による高耐熱化
     ・脱ハロゲンの難燃化
     ・網目状カーボンファイバーによる高伝熱化
    c.電子機器への適用と展開
  (2).高機能なセルロース系樹脂複合材の開発
    a.非可食成分のセルロースに長鎖脂肪酸を付加した
      セルロース系樹脂による耐久性(強度、耐熱性、耐湿性)の実現
    b.低CO2排出量の製造プロセス(半不均一合成)の開発
    c.添加剤による高機能化・高耐久化
(耐衝撃性、難燃性、漆ブラック調の高装飾性、耐傷性など)
    d.海洋分解性の実証
    e.高付加価値な用途への利用(高級日用品、化粧品ケース、釣り具など)
  (3).藻類由来の多糖類系樹脂の開発
    a.藻類バイオマスの利用動向
    b.藻類由来の多糖類と長鎖脂肪酸のエステル化による実用特性の実現
    c.CO2と下水を利用した、藻類培養-有価物回収-樹脂合成の一環生産プロセスの開発

4.まとめと今後の展望
  (1).バイオプスチックの開発と製品適用のポイント
    ・耐久製品用と汎用製品用の開発や活用・展開のポイント
  (2).バイオプラスチックの利用推進の展望
    a.プラスチック全体の環境対策の中での利用の展望
    b.サーキュラーエコノミーでのバイオプラスチックのリサイクルシステムの方向性

キーワード プラスチック バイオ 製品 化学 生分解 分解 制御 セルロース 電子機器 繊維 複合材 乳酸 バイオマス CO2 二酸化炭素 培養 再生 リサイクル
タグ バイオマス・バイオマテリアルプラスチック化学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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