金属破面解析(フラクトグラフィ)の基礎と破壊機構・破損原因推定への応用 <オンラインセミナー>

~ 金属破面解析の基礎、破壊の基礎と破壊機構に基づいた考え方、破面原因推定への応用法とそのノウハウ ~

・限られた情報から破壊機構および破壊原因を推定するための基本的な考え方と実践的なアプローチをエキスパートに学ぶための特別講座

・金属破面解析の基礎と破壊機構および実務で原因推定に活かすための勘所を学び、破損原因の分析・推定や破損対策等の実務に活かそう!

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講師の言葉

 材料の破断面には破壊の過程が記録されており、これを調査することによって破壊機構あるいは破壊原因に関する情報を得ることができます。したがって、金属破面解析(フラクトグラフィ)は、どこでき裂が発生し、どのような理由で破壊に至ったかを突き止める上で、重要な情報を与えます。破面の理解には、広いスケールからの観察による全体像の把握と、個々の現象を特徴付ける部位の抽出といった多面的な解析が必須です。それには、経験に裏打ちされた”目”を養うことが欠かせません。確かに、教科書には典型例が示され、分析機器も格段に進歩していますが、実際には観察対象や状況証拠が限られるなど破壊原因を結論付けるには様々な困難が伴います。これは、誰もが経験することです。

 本講義では、金属破面解析の基礎と破壊機構に基づいた考え方、破損原因推定への応用について学び、受講者が経験に裏打ちされた”目”を養うことの第一歩を得ることを期待しています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年09月28日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・設計開発、実験評価、生産技術、品質保証、設備保全に携わる技術者
・金属材料や部品の破壊についての解析や検討を始めたばかりの方
・金属破損品の原因推定とその勘所について関心がある方
予備知識 ・簡単な結晶学や材料強度学の知識があると理解が進みやすい
修得知識 ・破損や破壊事象の基礎知識や事故解析に必要な対処法
プログラム

1.はじめに

  (1).破面観察の講義例を見てみると

  (2).破面の見方・考え方

  (3).破面の保護と洗浄

 

2.マクロ破面

  (1).マクロ破面形態からの推定

 

3.破壊の基礎

  (1).延性破壊と脆性破壊

  (2).き裂先端の力学

 

4.結晶学的き裂の形成

  (1).破壊形態の分類

  (2).粒内破壊

    a.延性破壊

    b.脆性破壊

    c.疲労破壊

  (3).粒界破壊

  (4).粒内脆性破面

    a.へき開破壊

    b.擬へき開破壊

  (5).粒界脆性破面

 

5.応力腐食割れ(SCC)

  (1).SCC破断面

  (2).SCC破面の方位解析

  (3).EBSD法によるファセット結晶方位の決定

 

6.疲労破面の全体像を把握する

  (1).疲労破壊の素過程

  (2).Stage IIをまず捕らえる

  (3).き裂発生点を探せ

  (4).き裂伝播面の情報

 

7.疲労き裂発生点と結晶学的破面

  (1).凹凸の判別

  (2).粒界割れの判別

  (3).粒内割れと微小き裂成長

  (4).主き裂選択の遷移条件

  (5).へき開破壊か擬へき開破壊か

  (6).フィッシュアイ破壊

キーワード 金属破面 フラクトグラフィ 延性破壊 脆性破壊 疲労破壊 粒内脆性破面 粒界脆性破面 応力腐食割れ 金属疲労
タグ 金属金属材料破面解析疲労腐食・防食
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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