〜 機械製図、公差表示方式の原則、寸法公差・はめあいの方式、汎用部品、要素の製図法のポイント 〜
- 機械図面作成の経験豊富な講師から設計者が陥りやすい間違いや正しい図面表記法を学ぶ講座
- 機械図面の適切な描き方から投影法や寸法の記入方法、はめあい、主要な機械要素について学べる特別セミナー!
〜 機械製図、公差表示方式の原則、寸法公差・はめあいの方式、汎用部品、要素の製図法のポイント 〜
私たちが日ごろ愛用している製品は部品メーカーによって部品が作られ、組立てメーカーによって組み立てられ届いていますが、それらの部品、組立は設計者によって設計された図面が基になります。
この図面は公差計算や試作等を重ねて設計者から製造部門に渡されて行きますが、図面を描くルールが今までは寸法公差でした。JISではJIS B 0001で制定されています。しかし近年では幾何公差がこれからの主流になる勢いです。そこで、間違えないで欲しいのは幾何公差も今までの寸法公差の描き方が基本になっているのです。
今回の講座は幾何公差の基本にもなっている機械図面の適切な描き方が主体となり、はじめは図面の紙の大きさや文字、重要な投影法や寸法の記入方法等から、組立に必須なはめあい、そして主要な機械要素であるねじや歯車、等の要素部品についても基本を学べる内容の濃い講座となっています。
この製図法では日本は胸を張れますが、実は幾何公差では欧米に後れを取っているのが実態です。欧州ではISO、USAではASMEという規格で規定されていますが、それらの違いも理解しながら今後を担う皆さんとお話しできればと思っております。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 | ・図面に関わる全部門(生産技術、製造、品質保証、購買等)の方 |
予備知識 | ・特に必要ありません |
修得知識 | ・JISの規格に則った図面が描ける ・設計意図通りの製品ができるための正しい図面表現ができる ・設計者の意図通りの加工・測定をするための基礎が理解できる ・図面が規則通りか判断でき、そうでない場合は設計者と折衝ができる ・描いた図面がどのように作られ、どのように測定されるのかを理解できる |
プログラム |
1.機械製図とJIS B 0001
(1).機械製図に関するルールと日本工業規格(Japanese Industrial Standards:略
称JIS)JIS B 0001の関係
(2).JIS B 0001とJIS Z 8100番台、JIS Z 8300番台との関係
2.機械製図(JIS B 0001-2010)
(1).適用範囲
(2).図面の目的(これが分かってない設計者が多い!)
a.図面使用者に要求事項を確実に伝達する
b.図面に示す情報の保存・検索・利用が確実に行うことができるように図面を管理
した状態にしておく、等
(3).図面の具備すべき要件(これも分かっているつもりの設計者が多い!)
a.要求される情報を含む(対象物の図形と共に、必要とされる大きさ・形状・姿
勢・位置・質量、等)
b.あいまいな解釈が生じないように、表現・解釈の一義性を持つ、等
(4).投影法
a.投影図の名称:正面図、平面図、右・左側面図、等
b.第三角法、等
3.公差表示方式の基本原則
(1).独立の原則
a.サイズ公差と幾何公差の独立の原則
b.2種類以上の幾何公差間の独立の原則
(2).寸法公差⇒サイズ公差
a.今までの寸法公差の板の幅や軸径はサイズ公差に呼称変更
b.今までの角度公差は幾何公差化又は、現状通りどちらも可
(3).幾何公差
a.幾何公差はその形体の理論的に正確な「形状」、「姿勢」、「位置」からの偏差
を規制する
b.上記の独立の原則と被るが、サイズ公差とは独立に適用する
(4).効果的な幾何公差
a.ものづくり、測定の基準が明確である
b.公差設計との良い関係
4.寸法公差(サイズ公差)及びはめあいの方式
(1).はめあい方式の適用範囲
(2).用語の説明・解説
(3).サイズ公差、寸法許容差及びはめあいの表示と解釈
a.穴基準例として25H7の実際の規格
b.軸基準例として25g7の実際の規格
5.普通公差
(1).普通公差の適用範囲
(2).普通公差の具体例
6.その他の汎用部品、要素の製図法のポイント
(1).ねじ及びねじ部品
(2).歯車
(3).ばね
(4).表面性状(表面粗さ) |
キーワード | 機械製図 日本工業規格 JIS 投影法 公差 幾何公差 はめあい 寸法許容差 普通公差 製図法 ねじ 歯車 ばね 表面性状 表面粗さ |
タグ | 規格・標準、機械、設計・製図・CAD |
受講料 |
一般 (1名):52,800円(税込)
同時複数申込の場合(1名):47,300円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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