蓄電池システムにおけるセルバランスの基礎と回路方式および応用

〜 損失型、非損失型セルバランス回路、用途や規模に応じた適切な回路方式の選定 〜

・蓄電源を長期に渡って安全かつ有効に利用するために不可欠なセルバランス技術を修得する講座

・電池の性能を最大限に引き出すためのセルバランス技術の基礎、各種回路方式とその長所と短所、最新技術について修得し、製品開発に活かそう! 

講師の言葉

 近年、リチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の蓄電セルの用途が急速に拡大しています。蓄電源システムでは任意の電圧を得るために多数個のセルを直列に接続して使用することが一般的ですが、各セルの電圧にアンバランスが生じると過充電や過放電の恐れが生じるのみならず、蓄電源システム全体としての早期劣化や利用可能エネルギーの低下といった各種の悪影響を及ぼすことが知られています。蓄電源を長期に渡って安全かつ有効に利用するためには電圧アンバランスを防止・解消するためのセルバランス技術が必要となります。
 本セミナーでは、セルバランス技術に関する基礎的事項、各種の回路方式、最新の動向について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年10月07日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・リチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の蓄電源システムに携わる技術者・研究者
予備知識 ・とくに必要はないが、電気回路などの電気工学の基礎知識があると望ましい
修得知識 ・セルバランス技術の概念に関する基本的知識 ・用途や規模に応じた適切な各種回路方式の選定に関する知識
プログラム

1.セルバランス技術の背景
 (1).蓄電池の用途拡大に伴う課題
 (2).蓄電池の種類

2.セルバランスの必要性
 (1).ばらつきによる悪影響
 (2).ばらつきの発生要因

3.セルバランスの概念
 (1).エネルギー消費によるバランス(損失型)
 (2).エネルギー授受によるバランス(非損失型)
     a.隣接セル間バランス
     b.ストリング-セル間バランス
     c.セル選択方式(ストリング-セル間)
     d.セル選択方式(中間貯蔵方式)
 (3).電圧バランスとSOCバランス

4.損失型セルバランス回路
 (1).受動方式
 (2).シャント方式

5.非損失型セルバランス回路
 (1).DC-DCコンバータの基礎
     a.降圧チョッパ
     b.フォワードコンバータ
     c.昇降圧チョッパ
     d.フライバックコンバータ
     e.スイッチトキャパシタコンバータ
 (2).隣接セル間バランス
 (3).ストリング-セル間バランス
 (4).セル選択方式(ストリング-セル間)
 (5).セル選択方式(中間貯蔵方式)
 (6).充放電器一体化方式

6.まとめ
 (1).各種セルバランス方式の長所と短所、用途
 (2).大規模システムにおけるバランス回路

キーワード セルバランス 蓄電池 ストリング-セル間 DC-DCコンバータ バランス回路 
タグ エネルギーエネルギーマネジメントシステムリチウムイオン電池回路設計蓄電電源・インバータ・コンバータ電子部品電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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