〜 ラプラス変換と各要素の伝達関数表現、2自由度PID制御、実装上の留意点 〜
・ニーズを満たす高度な制御性能を実現するための講座
・PID制御の本質と最適な加工・変形・組み合わせ方を修得し、最適な制御システムの開発に活かそう!
※PCは弊社で用意いたします。 実習データはお持ち帰りできますのでUSBメモリーをご持参下さい
〜 ラプラス変換と各要素の伝達関数表現、2自由度PID制御、実装上の留意点 〜
・ニーズを満たす高度な制御性能を実現するための講座
・PID制御の本質と最適な加工・変形・組み合わせ方を修得し、最適な制御システムの開発に活かそう!
※PCは弊社で用意いたします。 実習データはお持ち帰りできますのでUSBメモリーをご持参下さい
現在最も多用されているPID(P:Proportional、比例、I:Integral、積分、D:Derivative、微分)制御について、その本質を理解して、正しく応用できる人は非常に少ないと受け止めています。
本講座ではPID制御の本質を理解するために、先ずPID制御基本式がどのようにして生まれたか?の基本から入って、「PID制御基本式」を導き出します。
この生まれたままの「理想PID制御」はそのまま適用すると各種の支障が出るため、実用に耐えるように工夫した各種の実用PID制御、つまり実用偏差PID制御、測定値微分先行形PID制御(PI−D制御)および測定値比例微分先行形PID制御(I−PD制御)について説明したのち、更に従来の1自由度PID制御の限界制御性能をブレークスルーし、新しい世界を切り拓いた「2自由度PID制御」について詳しく説明します。その上で、連続系からどのようにディジタル化するかを説明し、各種ディジタルPID制御演算式を導き、ディジタル化に伴う問題点、留意点などを詳しく説明し、制御対象の特性に適合するようにディジタルPID制御を加工、変形して応用できるレベルに達することを目標と説明します。
講師は長い制御技術の開発および応用の経験から「PID制御を正しく駆使すれば、他の制御技術は不要といっても過言ではない」という体験的持論を持っています。このことは、言い換えると「PID制御を制御対象特性に適合するように、変形・加工・組み合わせをすれば、ニーズを満たす高度な制御性能を実現できる」ということになります。
PID制御の本質を理解し、自由自在に正しく応用できるようになることを目指して説明を展開し、シミュレーション実習や質疑応答によって、さらに理解を深めるように進めます。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 電気・機械・メカトロ・設備、ソフト・データ・画像・デザイン |
受講対象者 | ・(PID制御は制御全体のNo.1シェアを占める基盤制御技術であることから制御に何らかの関わりを持つ技術者にとっては必修の制御技術です) ・ディジタルPID制御の基礎から先端技術までを知りたい技術者 ・各種の機器、装置またはシステムの制御系のエンジニアリング、研究、開発、設計、試験調整、現地調整、メンテナンスなどに関係する技術者で、実践的能力や問題解決力を強化・向上させたい技術者 |
予備知識 | ・制御に関する一般的な基礎知識およびラプラス変換に関する基礎知識があれば、望ましい |
修得知識 | ・PID制御の基礎から最先端までおよびディジタルPID制御の本質と全貌を修得できます ・ディジタルPID制御を制御対象特性やニーズに合わせて最適に加工・変形・組み合せて自由自在に適用できる ・「PID制御全般とその応用」に関する開発力、エンジニリング力、設計力、調整力、メンテナンス力、サービス力を大きく向上・高度化でき、制御全体を俯瞰できるようになります |
プログラム |
1.PID制御の概略について
2.PID制御基本式はどのようにして導き出されたか?
(1).PID制御基本式とその概要
(2).P(比例)動作とオフセット(定常偏差)
(3).(積分)動作とオフセット除去
(4).PI動作に欠けているもの:D(微分)動作
(5).PIDパラメータの意味とまとめ
3.ラプラス変換と各要素の伝達関数表現
(1).変換の必要性
(2).伝達関数表現
(3).制御のラプラス変換
4.構想PID制御から実用PID制御へ
(1).周波成分を抑制した不完全微分
(2).PID制御
(3).微先行形PID(PI−D)制御
(4).比例微分先行形PID(I−PD)制御
5.2自由度PID制御
(1).ID制御の限界と2自由度PID制御
(2).フィルタ形2自由度PID制御の特長
(3).2自由度PID制御の具体的制御機能構成・有効性と応用
(4).制御対象特性と必要な制御動作
6.制御対象特性と必要な制御動作
7.ディジタル化と実践ディジタルPID制御
(1).変換の必要性
(2).位置形演算式と速度形演算式
(3).図変換法による理想PID制御のディジタル化
(4).差分法による実用PID制御のディジタル化
(5).ディジタルPID制御実装上の留意点
8.まとめと質疑応答
※演習問題
・シミュレーション実習テーマ
(1).「P制御」のシミュレーション
(2).「PI制御」のシミュレーション
(3).「PID制御」のシミュレーション
(4).制御対象特性のシミュレーション
(5).各種PID制御系の比較シミュレーション
(6).1自由度PID制御と2自由度PID制御の比較シミュレーション
(7).各種PIDパラメータ値調整体感シミュレーション
(8).α(比例ゲイン2自由度係数)の効果のシミュレーション
(9).β(積分時間2自由度係数)の効果のシミュレーション
(10).統合PID制御」を実感して見よう!
(11).目標値ランプ状変化時の応答比較シミュレーション
(12).不完全微分のシミュレーション
(13).偏差PID、I−D、−PD制御のシミュレーション
(14).1次遅れフィルタのシミュレーション |
キーワード | PID制御 ラプラス変換 自由度PID制御 デジィタル化 制御動作 制御機能構成 |
タグ | 制御 |
受講料 |
一般 (1名):52,800円(税込)
同時複数申込の場合(1名):47,300円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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